2003 東北(四日目) |
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今日は八幡平を回る予定です。
朝イチで玉川温泉に到着しました。末期ガンの患者までが担ぎこまれるという奇跡の湯としてその名を轟かす湯治場です。 |
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奥はもうもうと湯煙を上げる噴気地帯です。 |
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熱湯の川が流れています。強烈な酸性泉で包丁を漬けても一晩で溶けると言われます。 |
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ここがその源泉の「大釜」。
この酸性度の高さのために、田沢湖にはかつて魚が住めなかったというのですから凄まじい成分です。 |
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轟音を立てて噴出しています。 |
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噴気地帯の真ん中にはオンドル小屋が見えます。その手前は何の目隠しもない露天風呂。
右側が遊歩道で誰も入っていません。 |
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それでも強引に入湯!(笑) |
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ギャラリー多くてタオルは手放さない(笑)。 |
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しかし入ろうにもものすごく熱い!! |
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うめるのに10分くらいかかりました。 |
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入るとすぐに肌がチクチクしはじめます。 |
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では私も入湯。
太ったなぁ・・・・・・(笑)。 |
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脱衣場も3段ボックスのようなものが一つあるだけです。 |
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オンドル小屋は既に先客で一杯なので、遊歩道を回ります。 |
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ちなみにこの辺の石は「北投石」といって天然記念物なんで持ち帰り禁止。 |
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温泉の川は適温で入ってみようかと思ったのですが、引き止められました。 |
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オンドル小屋に入れなかった人はこうして普通の地べたに転がっています。
小雨模様というのにムシロ持った人は後から後からやってきました。 |
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一旦、八幡平の交差点を通り過ぎます。
これはすぐのトコにある「トロコ温泉」。名前に惹かれて立ち寄りましたが、休業というより廃業している雰囲気でした。 |
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もう少し下った渓流沿いの静かな湯、「銭川温泉」に着きました。 |
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打って変わってサラリとした泉質です。 |
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飯場のような自炊棟。 |
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一般棟よりも大きい建物です。 |
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引き返していよいよ八幡平に入っていきます。
まずは大沼に着きました。湿地帯のような池の奥の方には噴気地帯が望まれます。 |
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クマが飼われていました。 |
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後生掛温泉に着きました。
説明の必要もないくらい有名な温泉です。 |
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オンドルの自炊棟が立ち並びます。 |
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比較的近年に建て替えられたもののようです。 |
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炊事場にはいろいろな食材が置かれてあって、利用客の多さを物語っています。 |
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旅館裏の熱水池。 |
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これは蒸気を利用した蒸し器。 |
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何かもう至る所地熱地帯ってトコです。
あ!!肝心の浴室は撮影禁止で撮れませんでした。 |
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今度は後生掛地獄を回ります。
また雨が降り始めました。 |
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一つ一つ名前がついてるのですが、これは忘れたなぁ。 |
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ちょっと道を離れると熱泥が噴き出してたりします。 |
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これがええっと・・・・・・確か「紺屋地獄」だったような。 |
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泥火山に来ました。 |
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火山、って火ぃ吹いてないがな。
ま、沼地から噴き出した泥の山ですね。 |
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奥の方では火山活動が収まっているいるようで、植生もあり静かな湿地帯の雰囲気があります。 |
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巨大な「大湯沼」。
噴気活動が激しくなっているとのコトで、遊歩道はここから先は閉鎖されていました。 |
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続いて「蒸ノ湯温泉」に来ました。
山小屋風の入口が印象的です。 |
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昨日の鉛温泉に似た、学校のような館内はガランとした雰囲気で浴客の姿は見えません。 |
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金精様を祀った祠があります。 |
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一面にチンコ〜、ってカンジですね。
右の写真のオジサン達も、巨大チンコを囲んで楽しそう(笑)。 |
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浴室は男女別のこれといった特徴のないものです。 |
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宿からちょっといったところにある露天風呂。 |
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この熱水池から樋で引かれています。 |
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裏からみたまるで学校のような旅館全景。
この蒸ノ湯、後生掛と並ぶオンドル小屋の建ち並ぶ風景で有名だったのですが、数年前に大規模な地滑りが原因で消滅してしまったのです。
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激しくなり始めた雨の中、藤七温泉に来ました。 |
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表玄関は新しくなっていますが、浴室に向かう通路には古い佇まいが残っています。 |
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混浴の古風な浴室には、鉱泥が混じったような黒味がかった湯の湛えられた湯船があります。 |
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半露天の浴槽が隣につながっています。 |
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さらにその向こう、雨と霧に煙る中に非常にワイルドな雰囲気の露天風呂があります。
雨が激しく、カメラが濡れて壊れそうだったので、これより近い写真はありません。
底から直接湯の湧き出す湯船は実に素朴なものでした。 |
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浴室を出ると別の通路があります。色々な道具が置かれて物置のようです。 |
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そこを抜けるとまた別の施設がありましたが、すでに完全に土砂降りで早々にクルマに引き上げました。
ちなみに連日の温泉三昧で、他の家族は「蒸ノ湯」とここはパスしました。もったいない!!(笑)。 |
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下って松川温泉に到着。
地熱発電所で有名なところです。
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混浴の大きな湯船には真っ白の硫黄泉。
明るくきれいに整備された開放的な露天風呂です。 |
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一瞬雲が切れて、陽が差しました。 |
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こちらは内湯で無色透明。泉質が異なります。 |
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再び八幡平に上がって行きます。
霧の向こうに見えたのは・・・・・・ |
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松尾鉱山の跡です。かつては日本最大の硫黄鉱山で、ここまで電車が通っていたそうです。
廃墟と化した集合住宅が何もない高原地帯に忽然と現れます。 |
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帰りは元来た道を淡々と戻りました。
少し時間が余ったので田沢湖を一周します。十和田湖に対抗して作られたらしい「たつこ像」。金ピカが実に周囲の風景に馴染んでいません(笑)。
すぐ近くには最近大モメのプ○ンスホテルがありました。多分近い将来廃業するでしょう。 |
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こちらに来てはじめての青空が広がり始めました。 |
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ちっこい神社に人が群がっています。
行ってみると魚のエサを売ってました。 |
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どれどれ? |
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ウゲゲ!!何ぢゃこりゃぁ!?
ウヨウヨと泳いでいます。これでは湖水の透明度も下がるはずです。
この後はコテージに戻って焼肉をしました。
ともあれこうして雨続きであったことが翌日の大事件につながります。 |
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