「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2001 いわき

2001年2月、日帰りでいわきの温泉・鉱泉巡りをしました。

「えびの」とか「いわき」とかひらがなの町はちょっとマヌケな感じがします。何で「磐城」ぢゃダメなんでしょうか?
いわき湯本の中心街にある共同浴場「さはこの湯」何てことない観光用の共同浴場です。
次は町外れの小高いところにある衝撃的な迷湯、「カンチ山鉱泉」
典雅とも言えるレトロなタイル張りの小さな浴室です。

浴槽が小さいのがいかにも鉱泉らしいです。
若干白濁した湯はやけどに特効ありとのことです。「カンチ」もやけどの意味だと説明書きがありました。
ストロボ焚けばよかったなぁ・・・・・・

背後のタイル絵も今では滅多に見かけないものですね。
一泊二食で5,600円と出ていたことと、飼い犬がワンワンワンワン、狂ったように吠えまくってた記憶があります。
海近くの原木田鉱泉、なんてことない平凡な湯でした。

近郷の宴会場としてそれなりににぎわっている印象です。
続いては神白鉱泉。重厚な建物です。
浴室は右の方にあって、リニューアルされたきれいなものでした。
町外れの新興住宅地の隣の谷間に取り残されたように建つ吉野谷鉱泉。

いわきを訪ねたら是非訪問すべき素晴らしい名湯・迷湯です。
残念ながら浴室の写真は撮れませんでした。

四畳半ほどの混浴の狭い浴室には3人も入れば一杯の小さな浴槽。そこに家族4人と年寄り6人の計10人がかわりばんこで入るという、忘れがたい経験が出来ました(笑)。
帰りがけに宿の主人から「アヒルをやるから持って帰れ」と声を掛けられましたが、ガァガァ鳴くアヒルをもらっても、ねぇ(笑)。

実に素晴らしい鉱泉宿です。
他にも数箇所回ったのですが、廃業してたり跡形もなくなってたりで、仕方なく切り上げて常磐炭田記念館に行きました。
鉱山系では欠かせないマネキン一杯。

男前ばっかし(笑)。
フタバスズキリュウ、やったっけ?
巻上げクレーン塔が暮れなずむ冬空に悄然と残ります。
片隅にぽつんと汽車が置いてありました。

これまた物寂しげな風景です。
子供は無邪気なもんです。この後は真っ直ぐ東京に戻りました。

いわき市は地味な鉱泉宿の宝庫ですが、上記の通りすでにツブれてしまってるところもあり、ちょっともの悲しさもある小旅行でした
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
Copyright(C) REWSPROV All Rights Reserved