「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2000 那須

2000年の夏の終わり、日帰りで那須に行きました。これが家族では初めての訪問です。

まずは那須随一の秘湯「北温泉」に向かいます。
古めかしい一軒宿が眼前に迫ってきました。

見るからに秘湯の雰囲気が漂っています。
対していかにも観光客な私たち(笑)。
このアングルからのつげ義春のイラストを昔見たような記憶があります。
有名な天狗のお面のかかった内湯。当然のごとく混浴です。
薄暗い館内。

重い木の梁に年代を感じます。
なにやらおどろどろしい祠もあります。
これは玄関脇のプールくらいある露天風呂。
天気が良くなってきました。

このタイプの露天風呂は中房温泉で入った記憶があります。
かなり巨大です。
何か怒ってます(笑)。
これはその隣の内湯。古めかしい木造で好ましいスタイルでした。
脱衣場も年季が入った雰囲気です。
再び玄関前。
最後に巨大露天風呂を遠望で一枚。
続いてやってきたのは、ちょっと山に入ったところにある通称「高尾(白粕)温泉跡」です。中央の窪地がそうです。
ひな壇状になって石で囲っただけの浴槽が3段に並んでいます。

周囲が白土化しているのが分かります。
結構狭い。これは2段目です。
アングルを変えて。
一番上はかなり広く、このように人がウジャウジャいました。
元はここに旅館があったそうで、周囲はいかにもそれらしい空地になっています。

地元有志の手で維持整備されていたここも今は閉鎖されてしまったそうです。
そのまま買ってきたお弁当を食べます。
殺生石に向かいます。

ようやく観光らしくなってきました。
何てことない噴気地帯のガレ場ですね、これは・・・・・・湯気も出てないがな。
さっさと引き上げて、その下の那須湯本温泉の元湯「鹿の湯」に入ります。
クラシックな効能書。

内部もずいぶん古風な作りで良かったのですが、入浴客が多くて撮影は断念しました。
裏の川は硫黄泉で真っ白になっています。
日帰りにしてはかなり充実した温泉行でした。

この後も那須は結構訪問しています。
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