1992 信州(四日目 蒲原〜灰沢) |
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翌日は山を下り、大糸線沿いに南下していきます。
蒲原温泉に着きました。旅館の内湯は掃除中とかで入れませんでしたが・・・・・・ |
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・・・・・・裏の川が源泉になって湯が湧き出しているのです。混浴もヘチマもありませんね。 |
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しかし、熱湯だったり、しびれるような冷たさだったりで、なかなか適温のポイントが見つかりません。
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それでも何とか砂を掘ったり石をどけたりして入りました。
切明温泉より楽しかったかも。 |
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ところがこの3年後、この一帯を襲った集中豪雨で蒲原沢で大規模な土石流が発生、この温泉は消滅しました。復興もされていない模様です。
まことに残念です。 |
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国道をさらに南下すると大きな手書きの看板に「猫鼻温泉」と出ています。ウロンな名称に迷湯の予感!(笑)
川っぺりまで下るとプレハブの飯場があります。ユンボなんかもあったりして、まるで工事現場。なんとこれが猫鼻温泉なのでした。 |
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しかし、巨岩をしつらえた混浴の露天風呂は呆れるほど広くて立派なものです。 |
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ロケーションも抜群!! |
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打たせ湯なんかもきちんとこしらえてある!!
暖かいからでしょうか、岩の上でヘビが脱皮中で、ちょっとキモチ悪い。 |
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でも工事現場のFRPタンクを流用した浴槽もある!(笑) |
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どうもこの温泉、巨大露天風呂を豪華に作ったところで、資金が尽きた模様です(笑)。
プレハブ小屋の隅にはナゼかステッカーや巾着袋といったオリジナルグッズまで売られていました。・・・・・・建物に金かけたらええのに。
こんな愛すべき迷湯でしたが、蒲原温泉同様、その後の水害で消失し、10年近くたった今も再興されていません。 |
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小谷(おたり)温泉に来ました。山あいに数件の旅館が散在する小さな温泉場です。
その中でも古めかしい「熱泉荘」に入ります。 |
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うっすらと白濁した湯で、流しのところは析出物で固まっています。
誰もいなかったのでいっしょに入ったような???? |
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こういう何の特徴もない平々凡々とした温泉、浴室はしみじみとしてて好感が持てます。
このあと、時間があれば梶山新湯まで行きたかったのですが、とてもムリなので諦めました。 |
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ダメ押しで、木曽の灰沢温泉に寄ります。
前年に行った赤沢自然休養林の手前にある一軒宿です。 |
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菖蒲の浮かべられた、いかにも鉱泉らしい緑褐色の湯。
浴用加熱なので、冷めないように湯船には木のフタが並べられていました。 |
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なかなかいい感じです。 |
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男女別の内湯の外は、大きな木の樽でできた混浴の露天風呂になっています。 |
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何だか縁側に風呂を置いたようなおもしろい作りです。
湯船の形に合わせた笠のような屋根もユニークです。 |
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お湯はなぜか無色透明でした。鉱泉水ではないのかもしれません。
この温泉は4年後くらいにも再訪しています。 |
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あとは一路大阪に戻りました。
今回の旅行は、天気にも恵まれどの温泉も印象に残るところばかりでしたが、好事魔多し!!ダートが結構あったせいか、ホイルのアライメントが歪んでクルマが真っ直ぐ走らなくなるわ、バッテリーがいかれるわ、と後からお金がけっこうかかりました。 |
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