1992 北海道(十一日目) |
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朝食を断ったら、旅館が簡単なお弁当を作ってくれました。
すごくありがたい。 |
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ところが前日のダートでタイヤがパンク!!ひょえ〜っ!!
テンパタイヤで這うようにして寿都までたどりつき、開店前のタイヤショップを起こして交換をお願いしました。 |
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寿都は寂れた町です。
過去の栄華の残影のような芝居小屋跡。 |
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「ゾウの花子さん」が湯治をしたので有名な宮内温泉。しかし、掃除中で湯船に湯がないとのコトで断られました。
さらにこの奥に有名な野湯があるのですすが、そちらは道路工事中で行けませんでした。 |
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千走川温泉。
宿の主人が野良仕事に出てしまい、本日は休館、トホホ。 |
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3タテでコケたので、もうどこでもいいや!と路傍のモッタ海岸温泉に入湯。 |
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民家のような外観。
ちなみに今はきれいな建物になったようです。 |
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猛烈に塩辛い食塩泉でした。 |
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効能書。 |
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雷電海岸をさらに行きます。 |
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そうしてやってきたのは道南最後の秘湯の一つ、臼別温泉。 |
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ところが、誰もいない。
燻されたような匂いに満ちた館内に人影はありません。 |
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ここもかぁ・・・・・・と途方に暮れてると、マイクロバスに乗ったオッサン集団がドヤドヤとやってきて、「お〜い!ジジィ!おらんのかぁ〜!?死んでるんかぁ!?」とかいいながら、勝手にドンドン入って行く(笑)。 |
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何だかよく分からないまま、その人たちについて行って入湯。聞けば地元の渓流釣り仲間でした。
混浴のシブい露天風呂。 |
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対岸から湧いてるのが竹の樋で川越しに注がれていました。
この臼別温泉、当時はランプの宿としても有名で、ランプのホヤが並べてあったのが印象的です。
ちなみに今は、旅館もなくなり日帰りの入浴施設が新たに建てられたそうで、この画像はかなり貴重かもしれません。 |
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貝取澗温泉「あわび山荘」に到着。 |
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洗い場のとこだけ塀で仕切られた、横に細長い混浴の内湯。 |
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本当に広い。
右後方に塀が見えます。味も素っ気もない別欲と、やはりなかなか入るには勇気の要る混浴の中間的なスタイルとして、この形式はもっと広まっても良いように思います。
道南の標準スタイルなのか、この形式はけっこう見かけました。 |
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顔は怖いがおとなしい犬がつながれています。 |
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親子熊 |
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平田内温泉「ひらたない荘」の内湯 |
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透明な高温泉です。 |
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逆光が美しい。 |
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ここのおもしろいところは、男女別なのに、S字状の通路でつながってることでしょう。 |
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この奥にも宮内と同じく野湯があるのですが、やはり道路工事中で通行止めでした。
残念!! |
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見市温泉。 |
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何の変哲もない宿と浴室ですが、何だか好感が持てました。 |
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雲が低くなってきました。 |
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町営八雲温泉(旧 鉛川温泉)「おぼこ荘」
おぼこ、っすかぁ・・・・・・(笑) |
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男女別ですが、掃除中なので混浴になってました。 |
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ちなみにヨメはちょっと疲れてこの辺はパスしています。 |
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内湯は平凡な岩風呂。 |
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美利河温泉「山の家」全景。 |
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その下に混浴の巨大な露天風呂があります。 |
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実によく滑る湯で、透明で肌触りがよい。
pHは知りませんが、実際の肌触りでは日本有数ではないかと思っています。 |
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温度も若干ぬるめの適温です。 |
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泳いでみたりして。 |
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宿泊棟をバックに。 |
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大量の湯が湧き出す源泉。 |
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きれいに整備された深い内湯。
このサイトの以前のトップ画像として出てきたのは、実はここだったのです。 |
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でも、内湯は男女別なんだよな〜(笑) |
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付近一帯は森林公園になっています。 |
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日本の渋い湯治場としても、奇湯としても名高かった「二股ラヂウム温泉」
左下のドームが浴室。 |
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もう一つドームがあったのですが、屋根が抜けてしまっていました。元は資料室だった模様です。
上には六芒星に「水の素」と書かれたナゾのロゴ。これは館内のアチコチにありました。ユダヤの陰謀か!?(笑)。 |
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何の飾りもない質素な室内。
異様に小さいちゃぶ台。 |
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ひどく具体的な効能書。 |
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ガランガランとトーフ屋の鐘のような音で呼ばれて食堂に集まると、簡素な食事。
7〜80人はいると思われる年寄りの湯治客はめいめいに缶詰や漬物、佃煮を持ち込んでいました。 |
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湯の花(石灰華)でコテコテのビンやツボ、招き猫。 |
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石油ストーブの並ぶ廊下。 |
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ドカシーの張られた工事現場のような浴室への通路。 |
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風呂に入る前からこんなにも印象的な宿は少ないです。 |
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カラダが凝固した石灰化で光っています。 |
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これが風に吹かれて乾くとゴワゴワになります。 |
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内湯は4つの浴槽からなります。 |
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グロテスクな石灰華が写らなかったのは残念。 |
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これは上のドームの浴室から少し離れたところにある浴室。
ドアが開かなくなってアセりました。 |
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これらはすべて混浴。
きわめて泥臭い匂いがしました。 |
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何とも楽しい由来書。
よく読んでみてください。 |
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レトロな事務所。本当に素晴らしい温泉でした。
明日は函館に向かいます。
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