ずいぶん以前、「Keyword Log」っちゅーページを構えてた。
どぉゆう内容かというと、自分のサイトにキーワードによる検索でたどり着いてる方がけっこういらっしゃるのだが、その検索語句を見てると何だかすごく面白く思えてきたので、それに一言コメントをつけてまとめたのだ。
当初の予定では、日々更新するはずだった。検索してこんな零細サイトに来る人はそもそも少ないだろうし、テーマにさほど普遍性があるとも思えないから、キーワードはおのずと限られてくるだろうとタカをくくっていたのである。
甘かった。3週間あまりでギブアップ。「もぉ後生ですから堪忍して」状態ですわ。
更新が途絶えたまま、ズ~ッと放置していたのだが、そんな風にデッドになったページを置いておくのはどうにも気鬱なことなので、思い切って廃止した。苦労して編集したものだったのでちょっと後ろ髪を引かれる思いだったのは言うまでもない。まだ後ろにはたくさん残ってるしね、髪の毛。
そんなこんなでちょっと悔しくもあるし、いつか総括をやってみようと思ってたら、今度はレンタルサーバから追い出された。そのせいで詳細なキーワードも見れなくなってしまった。乗り換えたレンタルサーバは、基本性能は優れているのだけど、解析ツールが実装されていなかったのだ。
弱って導入したのが有名な「忍者ツールズ」だが、キーワードについてはどうやら全てのページに解析の記述を貼り付けねばならないようで、イマイチ機能が弱い。どだい貼り付けれる記述は100ページまで、そもそもムリがあるわな。
そんなこんなで1年近くこの総括プランはお蔵入りになってたのだが、最近、サーバフォルダの中を整理しようと久々にサーバの管理者ページを開いてみたら、解析ツールがいつの間にか実装されていた。
これがかなり詳細で、その結果を見てると以前のおかしさが再びこみ上げてきたのである。
今回はこの9月初めからの1ヶ月弱の間でたまりにたまった、それらキーワードのめくるめく世界を紹介してみようと思う。数えてみたら約2,000種類の検索語がダーッと出てきた。そのほとんどは1回しか出てこなかったものだが、多いのでは100回を越えるものもある。
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・・・・・・ったってフツーに書いても面白くないので、定番モノの傾向ではなく、トンでもないものを拾っていってみよう。
まず、最高に笑ったもの-------●「鈴虫が鳴かない」。
知らんがな、っちゅうねん(笑)。多分、サーチした人は、苦労して育てた鈴虫が一向に鳴かなくて、何かいいアイデアないかと思って藁にもすがる気持ちで探したんだろうなぁ。その真摯な気持ちには申し訳ないけれど、ぶっちゃけあまりにもベタな探し方ではある。
それにしても、なんでこれで検索して辿りつけるんや?と、試しに自分でやってみたら、うわわ!!Yahooだとえらく上位表示されるぢゃあ~りませんか!理由がサッパリ分からん。
次--------●「変わった必勝☆ハチマキ」
わしこんなん書いた覚えないけどなぁ~・・・・・・。再び検索。????これまたYahooだと上位表示。ますますもってワケが分からない。絶対、Yahooはなんかおかしいと思う。Googleではこんなコトないもん。
これも笑ったぞ--------●「野球と酒屋多角化」
そもそも、この2つの取り合わせの趣旨がまったく分からない。一体全体何を探そうとしてこんなコトバをぶち込んだのだろう?探したご本人にお話を伺えたら楽しいだろうと思う。酒屋を経営しなが草野球をしてる人が、欽ちゃん球団の柳の下の二匹目のドジョウを目指そうとしてるのだろうか?
シュールな検索ワードはまだまだ続く--------●「鶴 瀬戸物」
まったく分からん!瀬戸物の鶴の置物がネットで探さねばならんほどに欲しかったのか?あるいは鶴の柄の瀬戸物を誰かに贈ろうと思ったのか?・・・・・・でも瀬戸物は実際店頭で手に取って良く見た方がいいと思います。
●「中華料理のTAB譜」
あるんか!?そんなん!?あるんやったらおれも1冊欲しい!一体、どのようなルールで書くんだ?料理の本なのに出版元はリットーミュージックか?オマケに信じられないことに、これで検索したおれの下らない駄文がトップ、ってーのも意味不明。書いた本人でさえワケが分からない・・・・・・と、よくよく調べたらこれ、山崎まさよしの曲なのね(笑)。せめて「山崎まさよし TAB譜 中華料理」ってすりゃエエのに。
しかし、何ちゅう奇遇か、おれ昨日偶然、驚異の退屈素人映画「月とキャベツ」をビデオで観たっす。
●「制服で暴れる」
・・・・・・したことないって!!そんなん!(笑)
●「悟空の大冒険 洗面器」
●「ちと早計だぞ」
●「世界 闇バイト」
●「自動販売機 周囲温度の上昇」
●「燗ちゃいまっせ」
・・・・・・もはや、まったく自分の趣旨からかけ離れたところで、コンテンツは一人歩きしてたワケね(笑)。説明を読むと、このアク解ソフト、それなりにディスクスペースを圧迫するものの、ログはマックス1年分まで溜めれるらしい。おそらく今後、もっともっと意味不明の検索ワードは増えるだろう。それを思うとかなりワクワクする。
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ナツカシネタ系を見ると同じような過去の記憶を手繰ろうとしてる人は多いんだなぁ、ってコトに気づかされる。余計なチャチャは抜きにして、ザーッと印象に残った検索ワードだけを列挙してみよう。
●「コロッケ 昔 包み紙」
●「ブリジストン ユーラシア カタログ」
●「図画工作 牛の絵 」
●「二光のエレキ」
●「白熱灯の車内」
●「どらっぐすとぅあ」
●「力餅 おはぎ 生野区」
何かもう、言葉の選び方見てるだけで、これらの検索ワード入れた人たちといっしょに、昔話しながら静かに酒飲んでみたい気分になるな。
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しかし実際はまぁ、ここまで列挙したようなのはごく一部であって、大半は温泉やアウトドア、自転車・バイク等の乗り物、あとは楽器とかB級グルメ系に関した、フツーに想像されるものが占めてるし、やはりというべきか、エロ系の検索ワードがとても多い。おおむねどれも直截でベタなんが多くてウンザリしてしまうのだが、そんな中にもシュールなものは散見される。
●「陰毛が見えた」
●「マンコまんじゅう」
●「尻 混浴」
●「混浴 ちなみに」
●「オメコ」
●「えっち」
・・・・・・あ~も~、拾うのイヤんなってきたな。
なんでこんなんでここまでやってこれるん?どんな執念で探してるん?っちゅうカンジ。あるいは他の単語と組み合わさってたのかも知れないけどさ(サーチエンジンによってその辺の動作は異なるみたい)、ほんっっっと、もう(笑)。
そりゃぁ元はといえば、おれがこぉゆう言葉を文中に使用してるからこそヒットしてるんだろうけど(・・・・・・でも、マンコまんじゅうなんて知らんど、笑)、それでもイヤんなるよ、ったく。別に高踏を気取るわけぢゃないけれど、ぶっちゃけ、あまり嬉しくないのはたしかだ。
何より、率直なところこの手のシモネタで拙サイトに辿りつかれたって、そりゃ最初はなるほどたしかにちったぁアイキャッチ的な効果もあるかもしれないが、結局は拍子抜けして失望するだけだろうからだ。どだいこれらの言葉は、大体においてまったくシモネタと違う文章の中に出てきたりしてる。
来て下さったのにそれは何とも申し訳ないけれど、おれはハナッから、コンテンツを扇情的な意図でこしらえちゃいないのだ。
それにしてもこの検索ワードを見てると、これ自体が一つの世界を持ったチャンスオペレーション的な作品のように思えてくる。また、ヒマがあったらまとめてみますです。お粗末さまでした~。 |