２ｎｄ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ

２ｎｄ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ
左手を上げてるのは「お客様を呼んでる」のだそうです。
http://www.d4.dion.ne.jp/~tomiko_y/より
荒淫、もとい光陰矢の如し･･････ああ、オッサンの悪い癖で、またもやしょーもないダジャレかましてしまった。歳を取ると言語中枢がだんだんブッ壊れてくるのだろうか、アイデアは枯渇するわりに、一銭五厘の価値もないダジャレだけはむしろ増えてくるのが疎ましくも悲しい。　ともあれ早いもので、サイトを開設してまる２年が過ぎた。去年、不用意に「１ｓｔ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ」ってネタをかましてしまった行きがかり上、今年も勝手に２周年記念としゃれこんで（←死語やな、これ）、ちょっと今回は書き連ねてみよう。　･･････などと書いたものの、昨年の９月から一年の間におれのこのささやかなサイトを巡って起きた出来事、それもほとんどが鬱陶しいコンフリクトでしかないあれこれについては、もうあらかた書き尽くしちゃってる。今さらそれをクドクドここで言及するのは本意ではないし、そもそもそんなもん読まされたって詰まらないだろうから、現状と今後についてを中心にまとめることにする。　･･････････････････････････････　まず現状だが、「音楽コンテンツを増やしたい」との目標は、まったくもって情けないことに、何一つ達成されてない。ホント、何一つ、だ。いや、お恥ずかしい。　言い訳になるけど、一人で打ち込みをやりだすと、他のことをやってる時間がとても確保できなくなるのだ。旅行はおろかコンテンツをまとめることさえ困難になる。当初、２ヶ月に１曲くらい、な～んて甘えた目論見を持ってたのだけれど、それさえムリだった。　でも音楽をやりたいという気持ちは、ほとんど希求といっていいほど真剣ではある。だから、本気でバンドメンバーが欲しい。曲は作る。ドラムとボーカル、おれはギター／ベースどっちゃでもかまわんので、そのどちらかができる人。歌いながらやれる人なら大歓迎、あまつさえそれが美女なら熱烈歓迎、さらにライブで脱ぎっぷりがよければ狂喜雀躍ってカンジかな。　あ、サイトの話だ。　これがもぉ、じぇんじぇん変わり映えがしない。相変わらず酔っ払って気の向くままキーボードを叩きちらしたエッセイと、温泉旅行の画像記録が中心。ただ、ブログはあまりに３行以内の身辺雑記が、自分で書いててもひどく殺風景に思えてきて、気に入ったサイトの紹介なんかを取り入れるようにした。それと、BBSの書き込みにはなるだけ丁寧にコメントを返すようにしたのが、この一年での変化っちゃ変化っちゅうトコだろう。　それでもなぜかありがたいことに、ご訪問される方の数は堅調に推移しており、一貫してユルユルと微増傾向にある。おまけに、その内の約７割はリピーターの方が占めておられる。「千客万来」っちゅうけれど、まさにそれで、「万客千来」「千万客一来」よりは、広く浅くぢゃ内だけに何となくいいことのように思う。飲食店や旅館がそうであるように。　この中には、どっかのページに偶然辿り着いて、そのままサイト内をウロウロしてるうちにリピーターになってくださったようなケースも相当多いようだ。セコセコとオッサン一人でやってる閑古鳥の鳴く素人料理屋に固定客が増えるようなもんで、これまたありがたいことだなぁ、と思ってた。　･･････ところが、だ。大らかといえば聞こえはよいが、実は単なる無精で、これまでアクセス抑止対策は特に施してこなかったのが裏目に出てることも判明してきた。どぉゆうことかっちゅうと、勝手口から出入りして勝手に家の中をウロウロした挙句、別のところでカゲ口抜かす人も同時に増えてきちゃってるのである。やはり、ちょっと面白くない。　問題はリンクである。ページトップではなく、サイトの途中のＵＲＬに平気でリンク張られる。どこかはもう言わずもがな、旅行のギャラリーのメニューだ。まぁ、個人がＰＣの「お気に入り」に登録するならともかく、これをサイトや掲示板、ＢＢＳ、ブログでやられちゃかなわない。　そりゃぁ～実際、ネットの世界で、「リンクはトップページにのみお願いします～」なーんて寝言、いくらほざいたって結局はどうしようもない。それを成り立たせるものは本来、「良心」しかないのだから。でも、目くじら立ててもめんどくさいので、まぁその極めて不確実な良心に依存してたし、それに案外、その状況はさほど悪いものでもなかった。　おおむね世の中、こうしていい人ばっかりとはいえ、やはりしかし困ったちゃんもある程度の出現率で絶対に立ち現われる。訪問者数というパイが増えれば、当然の帰結としてそれらもリニアに増加する。　レンタルサーバに強力なアク解が設置されたことは書いたばかりだが、実はその結果見ておれはかなりおののきもしたのだった。スネーク（横入り）してる訪問者がメチャクチャに多い。トップページのカウンターに記録されてる数に比する数がいる。無論、その中の大半は悪気のない人だろうとは思うが、何となく、このままにしとくのはマズいレベルに来つつある気がした。　･･････････････････････････････　ずいぶん考えたけど、対策をとることに決めた。それが愚策であると、寂しいことと分かってても、やろう、と。　要は、ＪａｖａＳｃｒｙｐｔでトップページ以外からのアクセスを弾いて、トップページに強制遷移する、って記述を加えることにした。たったそれだけのことだ。　サイトのどのエリア、どのダンジョンまでこのトラップを仕掛けるかについても検討の余地は無論あるだろう。ホンネの部分で作り手自らがコンテンツにプライオリティをつけるようなマネはしたくないけど、実態に即した対応なのだから綺麗事は言ってられない。だから、メニュー関係と画像関係の全ページに仕込むことにした。　これはハッキリ言って、偶然辿りつかれた方にずいぶん不快な思いをさせる仕掛けである。「あ～も～ウゼェな～！」とか思われて立ち去るケースも増えるだろうとは思う。オマケにこの仕掛け、パソコンがリファラを吐かないとまったく閲覧できなくなるし、セキュリティソフトによっても同様の現象が起きる。また、現時点のテスト結果では、一回ループしてしまうっちゅうナゾの動作も発生していてややこしく、自分でもイ゛～～～～ッ゛！！となる。　いわばこれは一種の鎖国政策に近づけるようなものだ。外国との窓口は出島のみ、それも相手はオランダと清国と朝鮮だけ、みたいな･･････そこまで言うと大袈裟か（笑）。ま、雑誌の袋とじ、みたいなモンと思ってください。いやいや、それでも大層だな。玄関から入ればＯＫなんだし。ホンマ、単なるわたいのエゴ、わがまま、っちゅうヤツでんねん。こんな子供だましみたいなことでストレスが減りまんねん。　でも、特定のサイトからの訪問をオミットしたりするようなことはしてないし、できるかぎりしたくない。やはり、世の中に向けて上梓した以上、色んな軋轢はついて回るものだし、それを避けたところで生暖かくヌクヌクするのは同人会的でキモチ悪くてイヤだ。イヤだけれど、報酬ももらわずやってる以上、あんまし手荒くもまれるのもツラい。　微妙なトコっす。いっそ生業にしてた方がもっと図太く、厚顔無恥にやれてような気がする。生業にはならんだろうが。　そんな訳で、ちょっとだけ不便になったことをお許し下さい。不具合はボチボチ直して行きますよってに。　･･････････････････････････････　今後のコンテンツの方向は･･････書こうと思ってたが止めた。何が方向だ。どうせ守られないだろうし、だいたいこんなところで気張ったってロクな結果は生まれっこない。しょせん青臭いばっかりの演説に終始するだけて退屈だ。無手勝流とまで言う気はないが、あまり考えないでおきゃぁいい。淡々とやってりゃそのうち、自分で想像もしない広がりが生まれてくるだろう。　サイトのデザインは今の薄緑にも少々食傷気味なので、ひょっとしたらまた全面変更するかも知れない。ロゴも実はあまり気に入ってないので、これもまた変えるかも知れない。フレームページは維持がたいへんなのと、レイアウトの制約が多いのでこれから先戻ることはない。やはり、単純に大きな画面で遷移して行く方が扱いやすい。　そんなカンジかな。　最後に、去年の繰り返しになってしまうが、サイトを運営していく上での重要な示唆を与えてくれたＴちゃんはじめ、さまざまな人に感謝。もちろん拙文やヘタな写真にお付き合いくださった貴方にも、感謝感謝感謝。何とか２年、もちました。　あ～、それにしてもバンドやりてぇな～。マジでメンバー欲しいわ。

２００６．０９．２５

----Asylum in Silence----秘湯露天混浴から野宿キャンププログレパンクオルタナノイズまで Copyright(C) REWSPROV All Rights Reserved