「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
おんどりゃ責任取ったれや!!

 今日は6月6日、オーメンの日だ。Illuminated666だ。だから縁起でもないネタで行こう。

 例によって例のごとく、いきなりハイテンションの決め打ちから始めさせてもらうならば、おれは「センセ」と呼ばれる連中が大嫌いだ。曰く、教師、代議士、医師、判事・弁護士その他・・・・・・日本は「免許皆伝」が骨の髄まで染み付いた国なのか、やたら「センセ、センセ」とありがたがる一方で、パニッシュメントの回路がないもんだから、実は学業くらいしかさしてとりえのないコイツ等が増長してのさばる羽目になる。
 ホント、淫行でもするか、痴漢でパクられるかでもない限り、彼らの地位は保全されまくっている。職業における重大なミスにについても罰を設けろ、ってコトを書いてみよう。

 ・・・・・・とは申せ、おれの交友関係にもそれらの仕事についてるのがけっこういる。みんな大事な友人だし、悪いヤツぁいない、とも思うけれど。
 それでも、だ。世の中でいや〜な事件が起きて、それにこれらの職業の連中が深く関わって、余計に事態がおかしくなってるのを知ると、なんとも陰鬱な気分になってしまうのだ。

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 山地悠紀夫、っちゅうオトコの公判が始まった。大阪で、見ず知らずの若い姉妹を殺して若干の金品を奪って室内に火を放った。年齢若干22歳。なんと16歳のときに母親を撲殺して3年ほど少年院に収監されている。その殺しで彼はルストモルド(快楽殺人)に目覚めてしまったのだ。

 コイツの供述がしかし奮ってる。

 ----母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなった。
 ----ふらっと買い物に行くように、ふらっと人を殺しに行ったのです。
 ----法律を守ろうとはそんなに思っていない。
 ----人を殺したいという欲求を晴らしたかった。
 ----人を殺す楽しさが忘れられなかった。
 ----この先も、邪魔だと思えばまた同じような事件を起こすかもしれないと考えた。
 ----人を殺すことと物を壊すことは全く同じこと.
 ----少年院は意味のない在籍だった

 ・・・・・・んんん〜、何とまぁ、ミもフタもないほどに忌憚のない正直な真情の吐露であることよのう〜。

 言うまでもなく彼は人間として失敗作・欠陥商品である。そのようなものは世間に出しちゃいけないのは当然のリクツである。そして本人もそれを深く自覚してる。自分は淘汰される側の人間である、みたいなコトも言ったようだ。つまりは、我々の手で抹殺してあげなくちゃならないのだ。

 なのにここに「人権派」などといわれる、人権擁護が趣味のような、珍妙で奇怪、かつおめでたい法曹や医学界の連中があまた現れる。そして阿呆な我々の心にまったく響かない法理をこねくり回しては、意地でも社会復帰させよう、無罪にさせよう、と口角泡を飛ばして躍起になってくださる。
 二度目の逮捕で出てきたリクツは、次は間違いなく死刑だとでも思ったのだろうが、言うに事欠いて今度は「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」だとさ(笑)。あ〜も〜、どこまでおめでたい連中が揃っているのだろう?

 そんなややこしい病名もち出さなくたって、この山地っちゅう青年が「ビョーキ」であることは、誰の眼にももはや自明のことやおまへんか。でもさぁ、

 ビョーキなら治るのか?
 ビョーキなら許されるのか?
 ビョーキはそれほど哀れなことなのか?
 ビョーキはそれほどの免罪符なのか?

 ・・・・・・アホかぁ!?ナニ悠長なことほざいてんねん?

 そもそもこの壊れた怪物を再び野に放ち、社会復帰させることにお墨付きを下した医者、判事、弁護士の連中は、なぜ、賠償責任も何も問われないのだろう?なぜ、その地位を失わないのだろう?オマエ等何様のツモリや!?と思うぞ。
 高い報酬をえるにはそれなりの責任とリスクも背負うべきなのだ。その当たり前のことが、選良意識に凝り固まった学業優秀な愚者には分からない。無論、権威に盲従的な大衆にも分からない。

 女子高生コンクリ詰め殺人の犯人の一人の再犯でも同じことを思った。
 再犯ぢゃないけど、光の母子殺人事件の経緯でも、似たような感慨を抱いた。この担当弁護士は公判を欠席するなどとゆう、どうしようもなく卑怯で愚劣な戦術に出てきたという。まごうことなき大馬鹿だ。
 神戸連続児童殺傷事件もそうだ。何で2人殺して社会復帰なのだ?メリー・F・ベルみたいなのを日本でもやりたいのか?趣味の人権なら自費でやれ、っちゅうねん!
 10年以上グズグズやってるオウム裁判も然り、だ。

 オマエ等「センセ」共が寄ってたかって社会をダメにしてるんだよ、ヴォケッッ!!って思う。

 かつてカンボジアにおいて、ポル・ポトがかかるインテリゲンツィアに対して、徹底的な糾弾・弾圧・粛清を行ったことは天下の愚行として有名だが、おれにはちょっとだけその気持が分かる気がする。いや、共鳴する。彼等の鼻持ちならない非生産性、民意から遊離した高踏な屁理屈、その向うにある無自覚な搾取の意思を撃った、という一点において、だ。

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 クズの人権を称揚して、乳母日傘で社会に適応させるシステムやプログラムを四の五の詮議する前に、まずはこぉゆうミスジャッジやトンチンカンな対応をしながら何の罰も受けず、のうのうと権威の世界に居座る連中を放逐するシステムやプログラムを整備すべきなんとちゃいまんのん!?。

 とはいえこのようなとっちゃんボーヤみたいな「賢バカ」連中にも人権は、ある・・・・・・残念ながら。それに、家族ともどもサドンデスでいきなり路頭に迷わされるのも、まぁいくらなんでもいささか気の毒であろう。

 だから、保険制度を整備したらいいのでは?などと思ってる。名称は「ヘタ打ち保険」」。モチ、掛け金はバリバリ高めでさ。チョンボによって資格はリターンマッチなしで永久に失うけど、当座の生活資金程度は保証されるような仕組み。バカだけどガッコの勉強だけはムチャクチャにできたハズなので、そのうち塾の講師くらいの勤め口は見つかるだろう。

 ・・・・・・そうそう、昨日逮捕された村上世彰も、会見で一つだけイイこと言ってた(実をゆうとおれ、この人のキャラ、ケッコー好きなんですわ)。

 ----僕はミスを犯した、犯した以上はこの世界にいられない。

 そ!それは最低限の、そして最も大切なルールなのだ。ま、村上逮捕の報に接して、彼の守銭奴ぶりを嘲ったり、あるいは逆に胸を撫で下ろしたりしてるセンセの皆さんよ、「ムチャクチャ金儲けする」だけぢゃなく、この点も見習ってくださいな(笑)。


附記
 「教師」「代議士」関係が書けなかったけど、どうせそのうち恰好のネタになるような事件を起こしてくれるだろう。その時また、ってことで・・・・・・。
2006.06.06
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
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sg