「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
時代遅れなワタシ・・・・・・今頃コロナか!?


今回は激安だったこれに専らお世話になりました〜・・・・・・「パ」ブロンちゃうで。「ブ」ブロンやで(笑)。

 まっことありがたいコトに、世界中に吹き荒れた新型コロナの嵐もどこ吹く風とばかり、これまで感染とは無縁の生活を送って来た。

 あれだけ自宅から出るな、ロックダウンだ、リモートワークだ三密回避だなんだって、通勤電車がほとんど空の回送電車になったような時でもおらぁ良く分からん立場もあって毎日会社に行かざるを得なかったのだが、それでもまったく感染するコトはなかった。マスクは不承々々してたけどエエ加減の極みだったし、大分落ち着いてきたころ・・・・・・どぉだったっけ?ワクチン接種の4回目とか言い始めたあたりかなぁ?ヨメが感染して結構な高熱出して数日間寝込んだり、昨日までフツーに談笑してた同僚がいきなり翌日から発症したコトも一度ならずあるものの、それでもおれには何も起きなかったし、恐らく何も無いだろうって気がおぼろげながらしてた。

 その自信は決してただの正常性バイアスではないと思ってる。最近ハヤリのコトバで言うところのエビデンスを問われると答えに窮してしまうが、おらぁ幼少の頃にとにかくムチャクチャに虚弱で、年がら年中風邪ばっか引いて熱出して寝込んでた。それで自分の中に新型コロナそのものズバリではないにせよ、かなり近似したウィルスパターンへの免疫がたまたま残ってて、それによって免疫交差が出来てるんぢゃないかって気が何となくしてたのだ。そうでないとこんなにも不用心に過ごしてちょっとも感染しないなんて説明が付かないではないか。
 ちなみに免疫交差ってのは大雑把に説明すると、粗い目の網でも何枚か重なると目が細かくなって外部からの侵入がやりにくくなるでしょ?ってな考え方らしい。人間の身体ってホンマよぉ出来てるなぁ〜って感心してしまう。

 そんな新型コロナだったけど、ようやっと終わった感がある。未だにご丁寧にマスクしてるヤツなんてハッキシゆうて大阪弁で言うところの「気にしぃ」のアホだと思う。大正時代、世界中を震撼させた「スペイン風邪」だって今ではただの「インフルエンザA型」に過ぎない。それと同じ状況になったのだ。大体、コロナっちゅうたかて本来的には要は星の数ほど存在する風邪の一種なんだし。
 そしてこれだけ世界的に蔓延して集団免疫が出来上がり、またウィルス自身もこれまであらゆる風邪のウィルスがそうだったように変異を繰り返して弱毒化してるのは明白なんであって、良く分からないから取り敢えず念には念を入れて過剰なくらいに予防対策しましょ、ってな段階はもうとっくに過ぎてるのだ。未だに事大主義で騒いでるのはメシの種が減ると困るゾッキなメディアと医療関係者くらいだろう。オマエ等、チャンと今でも言いつけ守って呑み屋に寄ったりしてへんやろな!?やっとったらシバき倒すど。

 ・・・・・・それが、だ。

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 あんまし心当たりが無いんだけど、人ゴミの中に出たっちゅうんだったらこの前駄文の俎上に上げた備前焼まつりがどうも怪しい。あれ行った数日後くらいからどうにも体調が悪くなった。永らく出たことの無かった熱も出て寝込んだ・・・・・・っちゅうてもまぁ38℃ちょっとだっただから大したコトはないが。

 ただ、その後の回復がただの風邪にしては異常なまでに長引いた。そらもちろん歳のせいもあるんだろうけど、いつまで経っても妙な倦怠感が取れないのである。何だか身体の中に「風邪の玉」みたいなんがしつこく残って頑張ってるようなカンジが終始ある。おらぁ風邪薬呑むのも大嫌いな方で、これまではせいぜい三日くらいしか呑まなかったのが、何だかんだで2週間くらい呑み続けざるを得なかった。
 コロナを疑ったヨメには何度も医者に行くことを強く勧められたが、おれはそこまで高熱も出てないし、息苦しくもないし、食欲もあるし(・・・・・・っちゅうかおれは昔からしんどい時も頑張って食べるようにしてる)頑として行かなかった。だってさぁ〜、行ってコロナって診断されたところでX類に移行した今はもぉどうなるモンでもなし、どぉせヘンにマニュアル通りの行動制限なんて命じられて解熱剤の強力なんを処方されるんが関の山だろう。

 まぁホンマしかし、とにかくダルい。朝起きる。インフルとかでブワーッと高熱出ても一晩二晩で下がるハズなのに、しぶとく少し熱が出てる。これくらいなら気合でナントカとは思うものの、起き抜けからこれまで経験したことないような倦怠感があって、ヘニャヘニャで動けない。そんなんだから仕方なくまた布団に入る。ウトウトしてると普段の行動パターンと違うことにはやたら鋭敏な猫が心配してやって来る。熱は解熱剤呑んでも相変わらず37℃後半を行ったり来たりしてる。そしてナンボでも眠れる。夜は夜で眠れる。昼寝をすれば夜中に眠れない理由は井上陽水が考えれば宜しかろう。どんなけ寝ても(・・・・・・決して熟睡ではないけど)寝てられるのがどうにも不思議だ。おらぁ動物が具合悪くなるとひたすら寝てる意味が少し分かったような気がした。マジで1日中寝てた。こんなに眼が溶けるくらい寝たのって何年ぶりだろうか。

 熱でボーっとした頭でうつらうつらしながら、旧知の友人がコロナに罹ったハナシをメールで送って来たのをおれは想い出していた。彼曰く、とにかく熱が収まった後の倦怠感がひどく、オマケに長引いて大変だった、ってな内容だった・・・・・・ソックリやんか。しかしそのワリに今回、発熱は大したことないよなぁ〜。何なんやろ?

 結論を言うと、ついぞ医者に行かなかったんだから、今回の病臥が新型コロナかどうかは分からないままである。だからって特別に何らかの確定診断を受ける気はこれっぽっちもない。ただ現象面で新型コロナの症状ととても似てる点がいくつかあったなぁ〜、っちゅうだけだし、それでエエんちゃうんかって思ってる。初期の頃はともかく、現在ではコロナはほぼほぼただの風邪に過ぎないのだから。ナントカ型が新たに出現とかいつまでやっとる気なんや!?って思うし。

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 それより何より、これまでの人生に於いてマンが悪いっちゅうたらエエのか、何かにつけて滑稽にタイミングを外すコトの多いおれが、こんな風邪でさえもやはりちょっと外してアウトオブデイトになってるのが、どうにも可笑しくも悔しかったりする。何やねん!?風邪引くんまでスベッとるんか!?と。
 あぁそうだ。上で「『風邪の玉』みたいなんが身体の中で蠢いてるような感覚」って書いたが、コイツはかなり頑強で、油断してたらまた暴れてこましたりまひょか?ってなカンジで小さくなりながらもその後も長く居座ってた。それがコロッと出てった話については回を改めて別にまとめてみたい。

 いずれにせよまぁ、ビョーキはせんに越したことはないわな。秋も深まって参りました。みなさまにおかれましてもどうか無病息災・・・・・・とまでは行かずともせめて一病息災くらいでお過ごしになられることを衷心からお祈り申し上げます。敬具。

2023.11.02

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