「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
闘い済んで日が暮れて・・・・・・・・・・・・新型コロナだより(5)




こんなしょもないポスターにも、どれだけ多くの利権があざとく群がったか良く分かるなぁ〜。

 ・・・・・・始まりはいつだったっけ?

 中国・武漢でヘンな風邪みたいな病気が広まってるっていっちゃん最初に報じられたのは、たしか2019年の秋の終わりくらいだった。何だかんだでもうまる3年である。3年だよ!?3年!
 そして明らかに事態は収束に向かいつつある。それなのにあぁそれなのに、今や世界でアホみたいにみんなマスクしてるのは日本くらいだ。そもそも新形コロナ自体が変異を繰り返す中で、どこをどう見ても弱毒化が進んで、忌憚なく言わせていただくならばただのインフルエンザ以下の存在になって来てるのである。未だに不安と恐怖を煽るしか能のないメディアの連中はみんなまとめてガス室に送れないもんだろうか。

 現時点での死亡率は0.08%だそうだが、バカバカしいコトにこれは一般的なインフルエンザの死亡率を僅かながら下回ってたりするんだそうな(統計の取り方で数字は結構ブレるみたいではあるが)。いや実際、これまでで最も重篤だったデルタ株の流行の時でも、実はそんなに沢山人は死んでない。なるほど欧米では最初の流行から死者がバンバン出てたけど、アジア圏ではそこまでではないってコトも言われてた。実はコロナは既知のモノで過去にアジア圏で流行し、ある程度免疫が備わってんぢゃないか?・・・・・・と。
 このいわば大いなる矛盾っちゅうか謎については初期の頃から指摘されてたし、実態としては毎年の世界的な風邪の流行や赤痢・コレラの方が余程人は沢山死んでたりもする。

 しかし、すっかり浮足立った大衆の耳にこうした冷静で客観的な統計情報は殆ど響かなかった。

 最初の1年半くらいはまぁ右往左往するのも仕方なかった、と流石のおれだって思う。相手の実態が良く分からんままに闇雲なノーガード戦法では、そりゃぁ無鉄砲な蛮勇ってモンだろう。いろんな試行錯誤は必要だ。しかしそっから後はグダグダだった。ある程度見極めも出来て来たのに、俗に言う「漬物を日本刀で切る」ような施策が大真面目に、勿体ぶって、ムダに大袈裟に・・・・・・そしてそんなんで動きが悪いもんだから絶えず後手に回りながら打たれ続けたっちゅうのがおれの忌憚のない見解だ。能でも舞ってたんか!?オマエ等は?

 こうした国家的事態に必要な姿勢は、即断即決、臨機応変、時には朝令暮改なまでのスピード感だと思うんだけど、この国の為政者およびその周辺の専門家と称される人々にそうした動きは微塵も感じられなかった。最早ほぼほぼ「幽霊の正体見たり枯れ尾花」なのに、一体全体どんな美味しい利権が絡んでるのか、今なおU類指定のままだ。
 小田原評定で何一つ決められずイジイジ・ウジウジ、おっかなびっくりでなし崩し的にしか国を動かせない連中に、一夜にして180度ポリシーを変えた中国を嗤う資格はない。かの国特有の「面子」っちゅう問題があって素直になれてないのと、これ以上締め付けてたら革命になりかねんってウィルス蔓延以上に恐れるべき事情はあったにせよ、10億を超える国民のコントロールを一気に逆転させた剛腕とスピード感だけは、おらぁ大したモンだと思ってる。少しは見習え、っちゅうねん。

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 そんなアホらしい狂躁、面白くもおかしくもないお祭り騒ぎにもそろそろ終わりが見えて来つつある。

 戦禍に見舞われるウクライナの都市のように眼前に瓦礫の山が広がってるワケでは決してない。しかしこの国はボロボロになった。 笑えるほどに経済は低迷し、いち早くパニックに対して冷静になって経済回復を進める世界諸国からは取り残され、後先考えずバラ撒かれた補助金は確実に将来に重くのしかかって来る。気付けば最早先進国の枠組みからも転げ落ちそうになってる。
 元来、沈香も焚かず屁もこかず、変わることを好まず、付和雷同を良しとする閉鎖的ムラ社会の田舎者丸出しな国民性はさらに強固なものになった・・・・・・それは全体主義がはびこる格好の素地だというのに。
 別にマスク反対おじさんみたいになれとまでは言わないが、この飼い慣らされた羊の群れのような集団はとにかく薄気味悪い。一時期、「忖度」ってコトがまるで極悪人の所業のように言われたけれども、自主的に同調圧力を生み出して少しも省みることのないおれたちには、実は骨の髄まで忖度が染み付いてんだ、って誰も気付かないのかねぇ?

 おれがスッカリ旅に出なくなったのには、そんな一種の絶望感もあった。だってさぁ〜、どこに行っても規制規制、自主規制。科学的な根拠無しと立証されてもなお、阿呆なクレーム惧れるあまりフタされて使用停止となったままのジェットタオル、ただの言い訳のような飲食店のアクリルパネルや「黙食」の貼り紙、それでなくとも人口集中や少子高齢化で衰えて行ってた地方のさらなる地盤沈下によって続出する閉店・廃業・倒産(・・・・・・いやまぁ都心部でもだけど)。
 随分昔に書いたと思うが、たしかにおらぁ廃市が好きだ。廃墟だって好きだ。しかしそれはそこにユックリと時間かけて醸成された滅びの美しさがあるからこそで、こんな不様でみっともない、いわば「アタマの悪い遭難死」のような風景は気を滅入らせるだけである。

 ちなみにおれんちでは昨秋くらいだったか、ヨメが罹患して高熱で数日寝込んだりもした。だからって別に家庭内隔離もせず、フツーに一緒に過ごしてたけど、おれの方には何も起こらなかった。おれの周囲の状況も似たようなカンジだ。そんなモンだ。なる時はなる。ワクチン打つのもアホらしくなって止めた。大体、効いてる期間がドンドン短くなって来てるなんてどぉ考えてもおかしい。そんなん麻薬か、あるいはメッセンジャーRNAっちゅうんなら身体がワクチンをいわばスパムメール扱いして、読みもせずそのままゴミ箱送りにするようになりつつあるかのどっちかだろう。5回も6回も打って結局罹った尾身のジジィに質してみたいモンだわ。

 肌感覚では今やもぉ、これまで喧伝された予防法なんて最早どれも一切無意味だし、あくまで確率論ではあるものの、罹ったところでそこまでバタバタ死ぬことも、ない。後遺症がどぉとかアホなメディアはしつこく煽ってるけど、インフルエンザだって治って以降も匂いや味が分からなくなることはしょっちゅうある。長引く倦怠感とかバカみたいにネタにするな、っちゅうねん。怠け者を徒に増やすだけやで。

 そんなんよりむしろ都市伝説と一蹴せず、密かに囁かれる癌や帯状疱疹、あるいはラムゼイ・ハント症候群増加との相関関係なんかをもっとマジメに調べた方が良いかもよ。

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 いい加減おれたちがコロナ前の日常を、主体的に強い意志を持って取り戻さねばならない時期が来てると思う。

 まずはみなさん、今年はマスク止めるトコから始めてみません?フツーに鼻で息吸ってみません?人の顔、チャンと見たくありません?みんなチャドルにでもしたいんですか?

 闘い済んで日が暮れて・・・・・それで暮れたままっちゅうワケにも行かんでしょ?


マスク止めましょ、っちゅうてこのダジャレが分かる人が今、日本に何人おるんかな?

https://funtricksrecords.stores.jp/より

2023.01.07

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