「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2021、年の瀬に


よく見るのはココかな?

ココは直近でアップされたのが調べやすい。

 一抹の希望を嘲笑うかのように、コロナに始まりコロナに終わりそうなこの1年だった。謎の肺炎が中国・武漢で発生してるって最初の報道があったのはもぉ一昨年の話でっせ。想像以上にシンネリと長丁場である。
 今年だけでも国内では総理大臣が変わったり、ムリクリにオリンピック開催を強行してみたり、阿呆な皇女が結婚を強行したり、何だか芸能人が次々自殺したり、ニュース的には地味だったけど戦後最大級の噴火が福徳岡ノ場で起きて大量の軽石が海を漂ったり・・・・・・とかく慌ただしいくも不穏な空気を漂わせたまま、なだれ込むように年の瀬を迎えることになってしまった。あぁ、「雪崩」をタイトルにしたTVドラマもあったっけな(笑)。

 これだけコロナコロナっちゅうて、部署内でも結構感染者が続出したにも関わらず、おれ自身は今のところ何ともない。そらまぁワクチンは打ちましたよ。それはそれでちょと不安だったけど。でも、打っても打たなくても一緒やったんとちゃうかなぁ?っちゅうくらいに平穏無事に過ごしている。この上なくありがたいことであると同時に、何だか自分が身も心も社会から遊離した存在となってんぢゃないか?ってな不安さえよぎってしまう。
 ひょっとしておらぁ噂の「ファクターX」に該当してんぢゃねぇのだろうか?あと、「免疫交差」だったっけ?これまでに一杯風邪引いたことのある人は、一つ一つの免疫の網目は新形コロナウィルス通すけど、それが何枚も重なることで通り抜けにくくなって防いでんだ、って説がありますやん。アレちゃんか?とも思っちゃう・・・・・・それくらいにまぁ、ガキの頃の自分は病弱だったってイミなんだけどね(笑)。

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 目まぐるしく変わってく世間の動きをどこ吹く風と、拙サイトは相も変わらぬワンパターンのマイペースで終始した感がある。やっぱ世間から遊離してるんかもね。勘定してみると今回のコレ入れて今年は116ページアップしてるから、週2以上のペースだ。良くもまぁ夜な夜な、帰宅してからの僅かな時間だけでこれだけやれるモンだなぁ〜、と我ながら呆れてしまう。いや、謙遜ではなくホンマ、ちょっとアタマおかしいで(笑)。これくらいのハイペースで色んな女の子とエッチしたり撮影できたら楽しかろうに。

 しかし、今年はどうにも気持ちが下がっちゃって、更新する気になれない期間が秋の半ばくらいにあった。いやもぉいっそ店仕舞いしようかな?って思ったくらいだ。その辺の経緯は、この前書いたんでもう繰り返さない。そんなんで今もあんましノリノリではなかったりするが、グジュグジュしてても余計に気が滅入ってしゃぁないんで、今はとにかく淡々とキーボードを叩くようにしてる。案外、そぉして心を無にして御筆先状態にした方がスラスラ書けたりするときもあって、何だか良く分かんないやぁ〜、ボク。

 振り返ってみると”Works”が半分以上を占める結果となってしまった。少しこれについては言い訳が必要かもしれない。
 1つには温泉系の駄文を書こうにも、温泉への熱意がどうにも薄れてしまったこと、かといって時事問題的なことも何だか床屋政談で内弁慶にクダ巻いてるだけに思えて我ながらいささかうんざりしたコト、趣味系のネタについても今年は様々な野暮用があって、あんまし打ち込めなかったコト等が挙げられる。
 あと、旅のギャラリーだ。何せ猖獗を極めるコロナの野郎だか売女だか知らんけど、緊急事態宣言とか何の拘束力もないのに日本人特有の同調圧力に阿った政策のせいで、そもそも殆ど旅に出られなかったのだ。会社まで右に倣えでは、おれもどうにもならんっちゅうねん。ホント、権力者は日本人の足許見て愚弄してると思う。
 も一つ、旅のギャラリーの更新ペースが落ちた理由がある。いや、他のこうした駄文も同じ状況なんだけど、Windows10にしてから、どうやら新しくなったIMEが邪魔して、基盤にしてるHPBの動作を重くしてるのだ。特にこの現象は「アルバム形式」っちゅうのを使ってる際に顕著で、まぁソース画面から入力すれば影響ないんだけど、それだとやっぱり使いにくくて、それで1ページ仕上げるのにひどく時間が掛かるようになってしまったのだ。
 ちなみにこの現象、予測変換で発生すると言われてるが、機能を解除してもやっぱし少し重かったりする。予測変換そのものは便利なだけにとても残念だ。それにさらに、サイトのファイル数増大に伴う速度劣化も出てるような気がする。確実に以前より上書き保存等でウ〜ンって考える時間が延びて来てるもん。どうやら、単純にページ内のリンクが増えるだけならそうでもないが、ボタンにリンク貼ったのが増えたりすると、リンク先全てを一度キャッシュするような動作をしてるような気がしてる・・・・・・詳しくは知らんけど。

 一方で”Works”用のストックはブログ等でボヤいてたんでお分かりの方も多いだろうが、いつの間にか膨大な数になって、いささか平衡を欠く事態に陥ってた。別に在庫一掃を目論んだワケぢゃないけども、あんまし古いの上げてもなぁ〜、って気になったのもあってこっちの方を頑張ったのだ・・・・・・って、内容はほぼ大半がハダカだし、ありがたいことにそこまで大きな経年変化もないんで、気にし過ぎだったかもね。
 あと、こっちには一切キャプション付けないから、アップする作業自体はメッチャ速いのだ。すぐに終わる。それで何となく増えたってのもあるかも知れない。
 まぁまだ400回分くらいは優にあるから、そう簡単にこっちの方のネタが尽きることはないだろう。別にリアルタイムなレポートでもないんだし、アセらずボチボチ行こう。

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 野暮用については断片的に触れて来てるので、勘の鋭い人ならお分かりだろう。要するに親が亡くなり、ちょっと経緯が特殊だったこともあって手続きが延び延びになってしまってたのだ。いやもぉ面倒くさい、っちゅうか時間掛かるのよ、これが。知り合いのツテを頼って煩瑣な行政との手続きはやってもらったし、友だちのよしみ、っちゅうヤツで一般的に飛び込みで依頼するよりはかなり勉強してもらって、随分安上がりに済んで助かったんだけど、それでも出費は出費、決してポケットマネーとかで片付く費用ではなかった。
 こんなにも大騒ぎして、それで「億り人」になれた!ってんならまだ溜飲も下がろうモンだが、結局手許にはナンボも残らないのが寂しい現実だったりする。ホンマ、全部徒労やんけ!って文句言いたいくらいに消えてなくなった。タチの悪い手品でも見せられた気分だっせ。タマランですわ。世の中のシステムはどうやらやっぱし、零細な正直者が損をするように出来てるようだ。

 これらの一連の流れは、コロナでワチャワチャの合間を縫ってしょっちゅう大阪を往復するって肉体的な消耗もさることながら、精神的に何ともひじょうにキツかった。おれにも一抹の良心の呵責みたいなんがあったせいである・・・・・・ま、ドライになり切れなかったおれがいっちゃん悪いんだろう。もっと先回りして早くから冷徹に動いておれば、潮目はかなり変わってたような気がする。
 しかし、これらの手続きに立ち会いながらおれは、動産・不動産、また金額の多寡を問わず、そのカラクリっちゅうか流儀っちゅうか、考え方の基本みたいなんだけは随分学べたように思ってる・・・・・・ま、とにかく言えるのはこれまでおらぁ余りにノホホンとしてなぁ〜んにも知らなんだ、ってコトだろうな(笑)。

 そんなんで大した元手でもないし、結局は行って来いで差益どころか差損が発生しそうなんだけど、来年以降、いよいよガチで隠れ家計画を始動させようかと思ってたりする。いやまぁ、こうしてこれまで電脳世界でのアジールをコツコツと拵え続けてきたのを、今度はリアルの世界でアジールを作ろうってコトだ。

 ・・・・・・って別荘持とうとか、そんな優雅で御大尽な話ではない。暮らし替え、つまり移住っちゅうこっちゃね。不便過ぎない程度の田舎に逼塞して、静かに、チンマリと隠遁生活送ろうってだけの話だ。隠居ですよ、隠居。昔風に言やぁ。
 もちろん経済水準は相当に下がるだろうが、よく考えたらおれ、普段からタバコ銭以外は殆ど金遣ってなかったりするのだな。酒もそもそも酒量が落ちた上に、外で呑まなくなっただけではなく、家で呑んだって今はもう安酒ばっかだ。「菊正宗銀パック」だとか、焼酎なら「すごいも」とか、怪しいスコッチだとかそんなんばっかし。だって美味い酒呑みたいって欲求自体が失せてんだから。チョコッと酔えさえすれば良い。
 服なんかもヒデぇモンで、私服なんてもぉ無頓着の極みで、10年以上前のを未だ後生大事に着続けてたりする。たまに買い直すのは延びたり縮んだり、穴空いたりしてどうにもならなくなった下着類と、底が磨り減った靴くらいだ。趣味の道具もまぁどれも大体一周した。ちなみにヨメも全く浪費家ではない。だから最低限暮らしてくのはナンボでも可能なのだ。強いて言えば、遠出する際のガソリン代(・・・・・・これもその内、電気になるか)、光熱水費、ネットの回線使用料くらいだろうか。自作で風水力発電でもやったらさらに安上がりやな(笑)。
 以前ちょっと書いたような古民家なんてのもいっちゃん雰囲気あってアリだろうが、タダ同然の元値はともかく、購入後の補修費が追い付かないのは明らかだから、今はもうあんましターゲットにしてない。フツーにちょっと古いくらいをあまり背伸びせずに探せばいくらでも見付かるんだし・・・・・・いや、実はもうすでに行動は開始してて、複数の不動産屋にアタリ付けたりしてるんですわ、これが。

 節目の年齢はまだ先なものの、ここでウダウダしててても、機を逃すだけのような気がしてる。押し殺し、擦り減らし、鈍麻させ、麻痺させながら、色んな折り合いを辛くも付けてきたぢゃねぇか。もぉ十分ぢゃんかよ!・・・・・・と。

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 さて、そうしてもしこのまま現実世界に本物の隠れ家を作った時、これまで一種の代償行為として続いて来た拙サイト”Asylum in Silence”はどうなるんだろう?

 ・・・・・・ぶっちゃけおれにも分かってない。止めるツモリはないんだけどさ。

 ないけど、貧乏ヒマなしで、色々ストレス抱えながら宮仕えな身の今の方が実は時間的には余裕あって、色んなしがらみから解放されてからの方が余程忙しくなることは十分にありうる。
 ある程度は野菜も育てたりせにゃ日々のおかずにだって困るだろう。マンションだったら管理人に一言言えば済んでたようなことも自分でやらんならん。買い出しだって遠くなる(・・・・・・今はホンマに便利なトコに住んでるのだ)。最低限の食い扶持を得るための何か夜なべ仕事だって必要になるかも知れない。
 単に経済水準の安定を求めるだけなら、現状維持が一番かどうかは知らんが、取り敢えず無難であろうことは間違いないのだ。だから現時点で言えるのは、来年がそうした大きな転換点になるだろう、ってトコまでですな。

 ともあれ今年も残すところあと明日一日となりました。どうかみなさま、良いお年を♪

2021.12.30

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