「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
TAKAMINE Electric Accoustic Guitar " PT-408K "

 
懇意にしてる中古楽器屋さんに、タカミネのエレアコが入荷しました。

かつて所有してたモデルの後継機でPT408Kという型番。

状態はデッドミントと言って良いもので、ネックの付け根近くによく見ないと分からない打痕が一つあるだけ。

傷も塗装欠けもフレット減りも皆無。
このモデル、型番は少しづつ変わってますがタカミネのラインナップでは比較的古くからある定番で、ハワイアンコアを使用したニューヨーカースタイルが特徴。

昔との仕様の違いなんかも取り上げながら紹介してみたいと思います。
ローズウッド削り出しのブリッヂは単純な形で、特に仕様変更はないようです。
変更ポイントその1

ヘッドのロゴマーク。

昔は思いっ切りマーチンもどきのものでした。

スロテッドヘッドは弦が巻きやすいので、けっこう個人的には好きです。
ボディサイズが小ぶりでスケールも若干短いため、取り回しがとにかくラク。、
バインディングは多分昔もこんな感じだったような気がします。
変更ポイントその2

プリアンプ。

チューナーの実装、バッテリーケース埋め込み、EQ3バンド化等随分進歩しました。
ハワイアンコアは一時期ひじょうに流行ったボディマテリアルです。

とにかく派手な杢目が特徴。

独特のポジションマークは昔のまんまですね。
変更点その3、4

弦を通す穴が2つから1つに簡略化。

ナットが牛骨の非固定から樹脂の接着剤固定に。
後ろから見た全体像。

正直、ハワイアンコアとは申せ、昔ほど杢目は派手ではありません。

乱伐で良い材が入手しにくくなってるんでしょうね。
変更点その5

ストラップピン新設。

昔はヘッドを紐で巻いていました。

・・・・・・あ、足が写ってしまった!(笑)
あくまで疑惑なのですが、ハワイアンコアはトップと裏側だけでサイドはマホガニーなのではないか?って気もしてます。
変更点その6

糸巻のボタンの形状。

四角い形のが付いてますが、昔のはもちょっとカドが取れた六角形みたいなのでした。

細工の入ったプレート等は変わってないと思います。
型番が見えますね。

最後の”N”はボディカラーを表してるものと思われます。
こっちにはシリアルナンバーのシール。

これが変更点その7

昔はこの辺に006Pバッテリーをクリップで留めるようになっており、シリアルは上の画像の型番シールに記入されてました。
かなり大がかりなプリアンプの配線が見えます。
オマケでもらった正体不明のハードケース。
ハードと言いつつグニャグニャです。

昔のケース取っとけば良かったな〜・・・・・・と後悔先に立たず。
最後にもう一度全体像。

見た目の繊細さとは裏腹に、中低音の強調された太めの音で、煌びやかさには欠けますが、扱いやすい音です。

今度は一生モンにしたいので、010の細めのゲージでネックやボディに負担を掛けないようにして、大切にして行きたいと思ってます。
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