「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
Pick Collections \

実に5年ぶりくらいのピックコレクション第9弾、早速紹介して参りましょう。

まずは何てことないイバニーズのオニギリのミディアム。ちょっと柔らか目のオニギリが欲しくてワゴンセールで買いました。
裏返すと一時ラフィン・ノーズにもいた野山昭雄のシグネチャー。

今はどないしてはるんでしょうね。
昨今躍進著しい尼崎のギター工房”Sago”のピック。
ありがたげな裏面。

素材は硬いナイロンです。
近年、ピックに対する拘りがハンパないイバニーズのエラストマー素材のオニギリ。2.2mmと極厚。
ナイロンとゴムの中間くらいの異様にモッタリとしたタッチで、太く暖かい音がしますが、細いプレーン弦だと食い込んでしまうのでベース向きでしょうね。
これまたイバニーズで奥田民生シグネチャー。

固さはミディアムハードくらい。
日本人アーティストにはこの尖ったオニギリを愛用してる人が多いと思います。

元祖は高中正義のレインボーカラーのシグネチャー辺りで、今では随分一般化しました。
フレキシブルな硬さに拘り続けるDAVAの2種類の素材を合体させたモデル。

まぁ、どぉにも弾きにくいのに変わりはないんですが(笑)。
同じくワゴンセールで買ったシェクターのオニギリミディアム。

シェクターの国内モデルってトーカイ製なんですよね。1本買ってみようかな?
その名も”GRIP”、握りやすさを追求した変態ピック。

これまたワゴンセール。
横から見るとこんな感じ。

たしかにメッチャ握りやすい・・・・・・でも弾きにくい(笑)。
お馴染みジム・ダンロップの”JAZZV”
但しこれは真ん中が盛り上がった独特の立体感の新作。

何となく栗みたいな感じです。
”Rick Rock”っちゅうカナダのメーカーのエポキシ樹脂製ピック。ムチャクチャに耐摩耗性があります。

その凶悪な極厚ぶりは有名な”V−Picks”並み。
ストラップ買ったらオマケに付いてましたが、多分同じところのモノ。調べてみたらLiveLineが代理店でした。

極厚系は嫌いではないんですが、これはも一つ弾きにくい気がします。
これもどっかのワゴンセールでゲット。
ドロンジョ様ですな。

思えばこのテの安易なタイアップでキャラクターピックを出した頃からグレコの凋落は明らかになって行きました。
茅ヶ崎の楽器小物屋”Daiking”のアニマルピック。
これもワゴンセールの投げ売りで買いました。
「いよいよ日本上陸!」とか書いてあるんで、どれだけ優れモノなのか試したくて買った”Grover Allman”のティアドロップ。

オーストラリアのブランドのようです。
こっちはジャズタイプ。
同じくジャズタイプの黒。

結論から申し上げると国産ピックの方がクオリティ高いです。
イバニーズの変態まん丸ピック。

ベースには良いかも知れません。
フェンダーでは珍しいステンレス素材のピック。

金属ピックは弾きにくいのが多いのですが、これは例外的にひじょうに弾きやすい。

しかしながら弦を切りやすいのは同じだと思います。
ちょっと分かり辛くて済みません。最近再発された昔のオリジナルスペックのヘルコのティアドロップ。

実はオリジナルのヘルコには滑り止めのツブツブ無かったんです。
たしか梅田のナカイ楽器で買った”D’Andera”のハンドメイドピック。
お値段は結構高かった記憶があります。

まぁ、ジャズギタリスト向けでしょうね。
在阪で永年に亘ってブルーグラス一筋な秋元慎さんって人のシグネチャーピック。

・・・・・・って軽く書きましたが、かなり調べまくって判明。
同時に購入したエロピック。

ビキニの乳ヴァージョン。月亭可朝の曲を歌いたくなりますね(笑)。
ビキニの尻ヴァージョン。

もう一枚、乳見せヴァージョンもあるんですが、ピントがどぉにも合わずに撮影断念。
所用で浜松に行った折に地元の有名楽器屋”QUEST”で買ったオリジナルピック。
その鼈甲柄ヴァージョン。

まぁフツーのピックです。
さてここからは大阪の例のオッチャンの店で新たに購入したもの。今となっては入手困難なものが多数あります。

一時期彗星のように現れて消えたシャークフィンピック。

”Halley”っちゅうブランドは寡聞にして知りません。
本鼈甲製のシャークフィンタイプは極めて珍しい。

でも結局このシェイプはキワモノでしたよね。
探すとまだまだ出て来るセルロイドピック。

オッチャン曰く「原料自体がもぉ作ってへんのや」とのことです。
この色目は昔持ってたかも。
とにかく1枚1枚、色だけでなく微妙に厚さも形も異なってます。

これはやや先っぽが丸い。
ティアドロップタイプ。
単なる不良品とちゃうんかい!?ってツッコミ入れたくなるオニギリ。

右側部分は別に割れてるのではありません。
十分今となってはレアなんだけど、他の強者と並ぶとフツーに思えてしまうワッシュバーン。

一時期は勢いがありましたよね。
謎のオニギリピック。

メーカーその他一切不明。素材や作りは以前紹介した手裏剣みたいなピックと似てます。
金属製ピックではワリと良く知られる”ビッグウェストクリエーション”の銅製ティアドロップ。

ぶっちゃけ弾きにくいです。
大阪の会社なんですね。

造幣局にあったりして(笑)。
これまた謎のナイロンピック。

厚さは0.9mmでけっこう弾きやすい。
同じロゴの巨大三角。こちらは1.0mm。

あくまで想像ですけど、八尾の”K−Licks”の昔の商品ではないかな?って気がしてます。
インベーダーが流行った頃の企画モノと思われます。
裏面にはマル秘攻略法(笑)。
そのオニギリヴァージョン。
やはり裏にはマル秘攻略法。

おそらく70年代半ばくらいの製品ではないかと・・・・・・。
これは珍品、ヤマキのオリジナルピック。

今は「ヤマキ」っちゅうたら鰹節想像しますよね。
もっと珍品、ファーストマンのオリジナルピック。

ファーストマンは60年代半ばにテスコの経営が傾く中、関西地区で大々的に売り出されたOEMブランドです。
タカミネのかつてのブランド”Elite”のピック。

70年代末にはタカミネに統一されてたように思うので、かなり古いかも。
これまた謎の”J.A.M.”なるショップか何かのピック。

221−3357は電話番号ではないかと思われます。
これまた謎の”TEMPO”なるブランドのマンドリンピック。
これまた謎の”PETTINE”なるブランドのマンドリンピック。

調べてみると60年代に亡くなったアメリカの高名なマンドリン奏者”Giuseppe Pettine”に由来するもののようです。
以前紹介した昔のヘルコのマンドリンピックの大型ヴァージョン。

長さが5cmくらいあります。
見ての通り、昔のヘルコにはツブツブなんて無いんですよ。
メーカーも何もかもが不明の謎のピック。

かなりの大きさがあって素材は普通、シェイプは異常(笑)。

そもそも論でギターを弾くためのモノかどうかも分かりません。
一時期流行った交通標識ピック。

珍しいのは小型のオニギリってコト。
今やフェンダー傘下で見る影もないギルドのオリジナルピック。
昔はどこ行ってもこればっかでバカにしてたのに、いつの間にか消えたヤマハシステムピック。いつかは全50種類(シェイプ5種類×厚さ5種類×素材2種類)コンプリートしたいモンです。

完全なデッドストックの新品。
同じシリーズでナイロンのハード。

ナイロン製は同じ硬さだと0.005インチ厚くなってました。
そのペンタゴン。

ギター弾き始めた頃は良く使ってたなぁ〜、これ。
フェンダーのティアドロップのデッドストック。

昔は厚さがミリ表示されてたんです。
殆ど医療器具みたいな見た目の金属製サムピック。

究極の弾きにくさ。
一時期トレーニング用に大流行したスタイラスピック。

ケースに入ったまま残ってました。
先の尖がった数ミリのところでないと引っ掛かって弾けないっちゅう、大リーグボール養成ギプス並みの極悪非道なスパルタ。
ありそうで実はあんまし見掛けないフェンダーのサムピック。

ロゴがこれでは天地逆なのでは?左利き用!?(笑)
ピックボーイのロリー・ギャラガーシグネチャーのシェイプを受け継いだナイロンピック。

”MarkU”とありますが良く分かりません。
ここに昔は”THIS IS MY FUCKING PICK”ってエンボス加工されてたんですけどね。
これまた謎のジェフ・ベックのシグネチャーピック。まぁ、間違いなくパチでしょう。

大体あの人、昔はヘルコで、今は指弾きですもんね。
最後にちょっとマトモなモノを。

国産ピックメーカーの雄・郡上八幡にある池田工業が気合い入れて売り出し中のブランド”MASTER 8 JAPAN”のジャズタイプ1.2mm。
有名ギタリストにも愛用者の多い素晴らしく完成度の高いピックで、ウルテムの耐摩耗性をさらに高めた「インフィニックス」という素材でできています。

私のウルテムも池田にオーダーしたのでシェイプは同じ。こちらの方が音・弾き心地共にややシャープな印象です。

・・・・・・でも、個人的には黄色いウルテムの方が暖かみがあって好きかも。
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