「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
Drum Set "PEARL+Others"

最近は殆どこれ!ばっかしなドラムのご紹介。

委託販売の中古で出てたPEARLの20”×16”・12”×8”・14”×14”の3点セットをベースにしたものです。

色はシルバースパークルですが、ラッカーの黄変とフレークの酸化でグラナイトとかジンジャースパークルっぽくなっちゃってるのがヴィンテージっぽくて実にシブい。
斜め上から見たところ。

金物が賑やかいのは個人的な趣味で・・・・・・ロクに叩けへんのに。

防音も特にない家なので、当然ながらヘッドはすべてタマの消音メッシュヘッドに交換済。

これ、めっちゃエエっすね。
何としかしこのタイコ、グレードは「マスターズ」なんですよ。

まぁ「リファレンス」ほどめちゃくちゃハイエンドではないけど、しっかりプロユースのラインで、スタジオやライブハウスで良く見掛ける実用的な製品です。

ちなみに色灼け以外は傷も殆どなく、前オーナーがひじょうに大切にしてたことが伺えます。
正確には「マスターズ・カスタム・エクストラ」。

オールメイプルの6プライ7.5mmシェルです。

シェルが80年代の深胴からやや浅くなってるコトも考えると、生産拠点を千葉の八千代から台湾に完全に移転した直後の製品と思われます。
タマのスターマウントに対抗した、オプティマウントが出始めの頃のモノですね。

ぶっちゃけ音的には直付けとの違いが良く分かりませんけど、まぁたしかにタムは良く揺れます(笑)。
フープには何とダイキャストフープが奢られてます。

手の込んだラッカー塗装といい、フープといい、現行よりも1ランク豪華な造り。

ドラムって高いヤツは要するに、頑丈かつ綺麗に作られてるんですな。
真上から見下ろしたところ・・・・・・あ、通常の椅子の位置よりかなり右、ペダルを真ん中にして撮ってます。

右下の16×16フロアのみ、後から別に買った「スタンダード・メイプル」ってヤツ。
中身殆ど変わらんのにモデル名がコロコロ変わるのはパールの欠点かも。

カラーも素材もグレードも概ね一緒。

違いは塗りではなくカバリング、プレスフープ、そして今となっては貴重な日本製であるコト。
でも、同じメイプルでもちょっとプライの仕方が違うような気がします。

あと、右の日本製の方がホンの僅かばかりシェルが薄いような・・・・・・。
後から買ったコレ、そらまぁたしかに脚は1本欠品で、カバリングも継目が若干浮いでて、全体的にタバコの脂まみれ・・・・・・とは申せ、ジャンク扱いで3千円は余りに可哀想。

分解してアーマオールやピカールを駆使してスッカリ綺麗にしてやりました。
ともあれこれで、寄せ集めとは申せ、これで1タム・2フロア構成になってメデタシ・メデタシ♪と。

2タム・1フロアって見た目的にあんまし好きではないんです。あくまでライドがタムの真横にあるのがカッコ良い。
こうして見ると、左側の最初に買った3点がかなり黄色味がかってることが分かりますね。

実はヴィンテージドラムの世界では、シルバースパークルほど厄介な色はないって言われてるらしいです。

単品で集めた時に色目が合わないんだとか。
ただ、スパークルカラーの持つ60年台っぽい雰囲気は、アバロン系のセルが好きな私もかなり気に入ってしまいました。

色灼けにしたって、フェンダーのオールドなんかだったら、むしろありがたがられるくらいですやん。
斜めから見たところ。

広角で煽り気味に撮るとシンバルがエラく高いセッティングに見えます。

実際はかなり低めにしてるんですけど・・・・・・。
何かバランス的に22インチのバスドラみたいに見えますが、20インチなんで、実際はかなりコンパクトです。

タムやシンバルの高さと角度はしかし、悩ましいですねぇ。見た目は「漢の水平セッティング」が好きなんだけど、やっぱし叩きにくい。

バスドラのフロントは個人的にはクリアヘッドで旧ロゴにしたいです。
正面の斜め上から。

セオリー通りに大きいシンバルはタム横の20ライド、左右の16・18クラッシュ。
ハイハットとこれらメインの3枚は貧乏人の味方、「音家」こと成田の「サウンドハウス」のオリジナルブランド・「プレイテック」の消音セット。
18インチクラッシュの上には同じくプレテクの激安8インチスプラッシュを2種類重ねで載せてます。

パンパンとかなりメタルパーカッション的でトラッシーな破裂音が出ます。
16インチクラッシュの上には同じくプレテクの激安6インチスプラッシュを裏返しで。

こちらはスプラッシュとしては失格ですが、ベル系のひじょうにオリエンタルな音がします。

いつかチャンと爆音が出せる環境になったら高いシンバルを買おうかな?・・・・・・と。
SABIANの激安シリーズであるSBRの10インチスプラッシュ。

ペコペコですぐ曲がる(笑)。

でも一応、スプラッシュ的な音の成分がチョビッとだけ混じってます(笑)。
ハイハットには律義に上と下の指定があったんですが、叩いてみるとどう考えても同じものだったりする(笑)。

それでも5枚セットで1万数千円で買えるんだから音家恐るべし。

音は意外にも(!?)チャンとしてました・・・・・・肝心の消音効果の方はイマイチでしたが(笑)。
ハードウェア類を見て行きましょう。

キックペダルは何てことないPEARLの「P−830」。下から2番目の初心者向け。

いや、拘るのはもちょっとマトモに叩けるよう・踏めるようになってからでエエかな?と。

でも調整箇所が少ないので、分かりやすいのは長所かも。

ビーターはフェルトがメッシュに当たるとドンドン削れるんで樹脂側にしてます。
ハイハットスタンドも同じグレードのモノ。

昔、「ハイハットスタンドなんて何でもかめへん」って教わったモンで。
シンバルスタンドは同じくPEARLで、隠れた名品と言われる「C−535LN」を3本。

フラットスタンドでストレート、細身の華奢なのが欲しかったんですよ。

脚の向きをよく考え、重いシンバルを極端に傾けて載せない分には倒れません。
正面のスプラッシュを支えるのはやはりPEARLで「CH−830」。

ストレートにすることも出来るスグレ物で、その方が見た目的には好きなんですが、手から遠くなって空振りしやすくなるんで、仕方なくブームにしてます。
18インチの上はSABIANのシンバルスタッカーというロッドで延長。

ホントはこれ、水平セッティングに似合うと思うんですが、実用性優先で傾けてるので、やや見た目がマヌケ。
16インチの上は最近流行の裏返し載せ。

間に挟むフェルトは共鳴を減らすために厚目のモノに交換。

上を叩きやすくするには傾けることなんですが、傾けすぎるとクラッシュ側が弱々しくなりがちで、意外に角度がむつかしい。
MEINLのハイハット・タンバリン。

ジングルが1段なのであまり音量はありませんが、まぁ今の住環境にはむしろ好都合です。

ブラス製で音自体はリンリンと良いカンジ。
さてスネア。

中古、かつブランド日本撤退で投げ売りになってたCRUSHの「SUBLIME MAPLE E3」。

サイズは標準よりちょと深い14×6.0。
いや、このスネア、かなりモノは良いんちゃうかって思いますよ。

スナッピーだって手が込んでるし、シェルもメイプル10プライの極厚だし、フープもシッカリ内巻き奢ってあるし。
スナッピーのスイッチも見た目よりは精度高くてカッチリしてるし。

・・・・・・あ!自分が写り込んでしまった!(笑)。
塗装もスパークルの上からグラデーション掛けたサンバースト仕様だし。

肝心の音も、他のメイプル叩いてさほど遜色なかったですもん。

こんなにチャンとしたのが9,000円っちゅうのはないわぁ〜。
さて、ロクに叩けもしないクセに実は既にスネアは2台ありまして(笑)、こちらはSONORの「AQ2」ってスチールのモノ。

最初に買ったのはこっち。

ホントはLUDWIGの安いスチール買おうと思ってたんですけど、欠品だったんで一番安いこれにしました。

サイズは標準的な14×5.5。
まぁ、最初はどうせ弄り倒して壊したりするんだし、安物で良いんですよ。

メッチャ安っぽいスナッピー。

テープは外して、アウトドアショップで買ったダイニーマのコードに交換してあります。
フープはオーソドックスな2.3mm外巻きトリプルフランジです。

ただコイツ、ストックの状態では、あちこちがポンコツのクルマみたいに共振?共鳴するんで、ラグの中に詰め物したり、カノウプスのワッシャ噛ましたり、色々工夫しました。

今度はタマのそうる透モデルみたく、エッヂの裏にシリコン注入してこましたろかな?
スイッチもメッチャ安っぽい。

実はここからも余り好ましくない共鳴音がしてるんですが、防ぎきれてません。

ともあれ、いろいろ手を入れた結果、小太鼓らしい軽くてパンパンした素直な音に近付いた気がしてます。
2台並べたところ。

結局、スネアもラグのネジの増し締めとか、不要な共鳴の抑止、スナッピーの調整、チューニングなんかをまずシッカリやってから、パーツのアップグレードを検討すべきなんだってコトを勉強したように思います。
あと、スローン。

PEARLの「D−790」ってモデルですが、これはちょっと「しまった!」かも。

ちなみに高さは現在、少し高めの60cmにしてます。
いや、高さ調整がネジ2本でやるタイプでちょと面倒なのと、座面のボルトがすぐに緩むんですわ。
ついでにスティックも紹介。

世界の定番・「VIC FIRTHの5A」ですが、チップが初心者向けなバレルタイプのモノ。

今のところ、何となくこれが一番シックリ来てます。
折れてもおサイフに優しい「」MAX BEAT HS−451」。

実は超定番・PEARLの「110H」のB級品らしいです。

何か短さのワリに重さを感じますね。
これも超定番、タマの「H214−S」。

VICほどの軽快さがないような・・・・・・まぁスティック語るにゃ100年早い!ってね(笑)。
ケースはタマの定番・TSB12。

ブラシやマレット使うワケでもなし、コンパクトなこれでジューブンでしょう。

そんなんで6セットしか入らないケースに8セット突っ込んで、千里の道も一歩から、虚仮の一念、日々悪戦苦闘しながらしぶとく頑張ってる最中です。
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