2021 岐阜~愛知(二日目・前半) |
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翌朝。
門前宿に共通することかもしれませんが、部屋は簡素っちゅうかちょとばかし殺風景な造り。 |
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ま、やはり成り立ちが団体の巡礼向けだからでしょうか。 |
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ヌリヌリ・・・・・・と。 |
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祭に使う何かだと思います。 |
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狭いながらも裏庭がありました。 |
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ちなみに今日は、恒例になった朝の一人で単焦点散歩は無し。
メシ食ったらすぐに谷汲寺を見てみようかな?と。 |
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朝食の容易はもう出来てました。 |
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でっかい椎茸!
この辺はどうやら椎茸栽培が盛んなようです。 |
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玉子焼。 |
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椎茸の酢の物・・・・・・ありそうでない料理ですよね。 |
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アマゴの甘露煮と佃煮は葉唐辛子だったかな? |
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味付海苔。
こうして必ず海苔も写真に撮りますけど、ワタシ実は「焼き海苔派」なんっすよ。味付海苔は甘すぎて、折角の海苔の味が台無しやんか、と。 |
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これは焼き椎茸用かな? |
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味噌汁は麩と若布。 |
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ご飯・・・・・・あ!漬物写真に撮るの忘れてた! |
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椎茸はこうして裏返して、ヒダヒダにじんわり水分が滲み出して来たらもうOKの焼け具合とのコト。 |
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・・・・・・ってなカンジですぐに完食。 |
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まだ殆ど誰も歩いてない朝の参道を登って行きます。
両側が素晴らしく紅葉してます。 |
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柿も見事に色付いてますね。 |
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紅葉ってちなみに、外人さんはちょっとも良いと思わないモンの一つだそうですね。 |
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ようやっと太陽が上がって来ました。 |
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ナカナカ立派な山門。 |
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山門を潜ってからも至る所に紅葉が植えられています。 |
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寒い季節に池を撮ると、こんな感じに写ることが多い気がします。 |
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ひぇぇぇ~っ、まだまだ歩くみたいっすね。 |
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杉林と紅葉の中真っ直ぐに参道が伸びてます。 |
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境内案内図って、こんな風に鳥観図で描かれた何だか奉納絵馬みたいなレトロなタッチのタイプが好き。 |
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ここは「観自在」ではなくより古い「観世音」なんっすね。
続に「観音」って言いますけど、ありゃ略称なんっすわ。 |
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写真を撮る人は他人が写真を撮るのには無関心、ってのが良く分かるショット(笑)。 |
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堂宇の建ち並ぶトコまでようやっと到着。 |
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・・・・・・本堂、まだ上かよ。 |
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いやまぁしかしデカい寺やのぅ~・・・・・・と段々ゾンザイになって来たところで |
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本堂到着。
鰐口が立派ですね。叩く撞木がコロナの影響で外されちゃってるんが興醒めですが。
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柱の影が綺麗なストライプを描いています。 |
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オリンパスはこうした明暗差に弱いっちゅうか、もちょっと補正してくれてもって思う時があります。 |
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超巨大数珠。
みんなで回すためのモンでしょう。
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ナゼか木彫りの大黒が沢山置かれてます。 |
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しっかしこの寺、名刹なんですけど、不思議と土俗の香りが随所で濃密に感じられる気がします。 |
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こうした大量の千羽鶴や・・・・・・ |
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これまた大量のよだれかけとか、何か東北の寺っぽい。 |
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大黒の次は狸かいな。 |
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いや、狸でそのポーズやられてもねぇ~・・・・・・。 |
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狐と狸って、崇められたり畏れられたりちょっと軽く見られたり、ヘンな立ち位置委にいる気がします。
・・・・・・ま、それだけ身近な存在だったんでしょうね。
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相変わらず紅葉は至る所にあります。 |
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それもやや濃い目の発色のが多いような気がします。 |
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歳取ったらジジィババァらしく寺社仏閣巡りをもっと中心にしようかな? |
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ヨメもこの数年は御朱印マニアと化してますし。 |
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ま、あんましユックリもしてられません。
そろそろ宿の方に戻ることにしましょう。
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美濃地方随一の紅葉の名所って言われるだけのことはありますね。 |
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かなり植栽も計算されてるように思います。 |
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思えば、紅葉の時の画像枚数は増える傾向にあるかも。 |
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何だかんだで好きなのと、意外と会心の一枚ってナカナカ撮れないのが原因だと思います。 |
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ウィンドウズの壁紙写真みたいに盛り過ぎてウソ臭いのも気に食わんし・・・・・・ |
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だからって、あまりにスナップショット的でもダメだし・・・・・・ |
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イケそうだ!って思ったら風吹いたりするし・・・・・・ |
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ステロタイプな写真だからこその難しさ、っちゅうのがあるような気がします。 |
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あと、やはりカメラの性能はゼロではない。 |
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ダイナミックレンジっちゅうんですか、色の細かな諧調性とか、ホンの僅かですがMFTは苦しいかも。 |
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ま、大きな差ではないんですけどね。
色んなファクターの中のの5%くらいかな?
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アイヤァ~!
まだまだ奥に色々あったんですね。
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門前のダラダラ坂のトコまで戻って来ました。 |
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「紅葉」の字を入れずデザインで示すセンスがレトロかも。 |
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いのりちゃん、頭デカッッ! |
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よくありがちな写真。
寄れる単焦点持って来れば良かった。
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しし鍋だけがムチャクチャに高い。 |
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宿に帰着。
気付けばかなりユックリしちゃってました。
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このカラフルなアイテム、調べてみると毎年2月の「谷汲祭」ってので使われる「シナイ」っちゅうモンみたいです。 |
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そろそろ出発することにしましょう。 |
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・・・・・・って、クルマ走らせて1kmも行かんうちに最初の目的地到着。 |
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名鉄・谷汲線の谷汲駅跡です。
お決まりのモータリゼーションのナンチャラで2001年に廃止になりました。
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参詣鉄道の性格が強く、駅舎もこんな形。 |
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地元の保存会の手によって極めて良好な姿で残されています。 |
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有名な流線型の丸窓電車。
優雅なスタイルですね。
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名鉄は廃線に関してはかなりナサケ容赦ない私鉄、って印象があります。 |
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以前訪ねた三河線の先っぽや八百津線なんかも、相前後して次々廃止されてます。 |
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・・・・・・ってか、濃尾平野一帯の名古屋への人口集中はハンパないペースみたい。 |
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ホント、日本の鉄道は先細る一方ですね。 |
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まぁ、こんな電車が一両だけでのんびり走ってられる時代ぢゃなくなって来てる、っちゅうのもありますけど。 |
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しかし、このホーム上屋の造りはモデラ―心をくすぐります。 |
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電車の保存状態もたいへん良好。
月並みな表現ですがホンマ、今にも走り出しそう。
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今はもう、岐阜が起点の名鉄線って全部無くなったんとちゃいますかね。 |
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一気に東進して、美濃市のお寺に。
実はこの手前でそこそこ規模の大きな廃墟の東邦紙業跡に寄ったんですが、見事に更地になっちゃってました。
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善光寺、っちゅうどっかで聞いたことのある名前のこのお寺にも、兵隊人形が祀られています。 |
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「英霊堂」っちゅう保管庫には残念ながら入れず、ガラス越しに見ただけ。 |
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制作の経緯や時期はこの前訪ねた藤枝の常昌院とほぼ同じ。
おそらく作者も同じではないかと思われます。
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こちらはしかしその後がちょと可哀想で、戦後GHQに廃棄を命じられたり遺族に返還されたりで散逸し、元々170体くらいあったのが今は70体ほど。 |
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ちなみに作者はハッキリしてませんが、一説には名古屋に代々続くからくり人形師・玉屋庄兵衛の六代目ではないか?と言われてます。 |
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ついでにちなみにこのからくり人形の大名跡である「玉屋庄兵衛」、今は九代目が活躍されてるとか。 |
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このお寺、それなりに規模も大きいのに今は無住みたいで、境内はちょっと荒れてる気がします。 |
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御朱印どぉこぉっちゅうてる場合ちゃいまっせ、と言いたい。
恐ろしいコトに地方の過疎化に歩調を合わせるように、現在無住の寺は全国に2万以上あるみたいです。
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先日も不動産サイト見てたら、「本堂・鐘楼・釣鐘付き」って物件ありましたもん。
自宅にするんなら、庫裏だけだったら確かに作りも和風建築でシッカリしてて良さそうですもんね。
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そんなことはお構いなしに、ここでも紅葉は見事に色付いてました。 |
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後半は真っ直ぐ南下するように犬山方面に向かっていきます。
いやぁ~、ちょと全体に抹香臭かったですね。
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