2019 沖縄(四日目) |
 |
翌朝。
夜みたいに真っ暗ですが、これは南の国で夜明けが遅いせいだと思います。 |
 |
機嫌が直ったのはまぁ良いとして、ワガママはいけませんねぇ。
・・・・・・こりゃちょっとばかしお仕置きが必要ですな(笑)。 |
 |
あ、昨夜はもうぉ疲れ果てて館内撮影するのも忘れてましたね。 |
 |
これが車寄せ部分。
山のてっぺんにあってかなりな規模のホテルです。 |
 |
渡り廊下の向こうにも離れの宿泊棟があって、さらにその向こうが日帰り銭湯を兼ねた大浴場。 |
 |
我々が泊まったのはロビーの向こうに突き出してる方の宿泊棟。
まぁオフシーズンってコトもあって、ビックリするほど安く泊まれたんですけどね。
ともあれ早目に出発。 |
 |
こっちは立派に廃墟ですな(笑)。
やって来たのは玻名城ビーチ。ゴルフ場の横手から下ってったトコです。 |
 |
こりゃぁ撮影できそう、って思ってたら朝ごはんのおかずを採るのか何なのか、ポツポツと地元民らしき人が来ます。 |
 |
廃墟も比較的有名物件ではあるんですが、実際見てみるとあんまし大したことありませんでした。 |
 |
仕方ないんでちょっと北の具志頭浜までテコテコ歩いて行くことにします。 |
 |
こちらは根元を波に削られてキノコみたいになった奇岩が林立してるコトで知られています。 |
 |
何だか夕方みたいな光の色ですね。 |
 |
これは「ハート岩」として有名みたいです。 |
 |
砂浜にも巨岩がギッシリ。 |
 |
あぁ、太陽が隠れてしまった。
朝夕をもっとドラマチックに撮れたら良いんですが・・・・・・。 |
 |
・・・・・・って、え!?(笑) |
 |
俗に「写真撮るなら昼間を避けて朝夕にしろ」って言われますけど、それなりにヤッパシむつかしいです。 |
 |
延びる自分の影が写り込んだりもしますしね。
ある程度中望遠くらいでピン浅とかで、斜め光線で立体感出して、みたいな感じが良いんでしょうか。 |
 |
ともあれ、遠路遥々沖縄に来てようやく最終日にまとまった撮影が出来ました。 |
 |
西海岸でもっと撮れたら楽しかったでしょうね。 |
 |
昨日の糸数城をあまりに流し過ぎたんで、もっかい立ち寄ってみました。 |
 |
ここ、かなり雰囲気あります。 |
 |
目下整備工事中のトコがケッコーあって、これからは観光地に成り下がってくんでしょうけど・・・・・・。 |
 |
すぐ近くには「アブチラガマ」があります。 |
 |
大戦末期、元は地元民の防空壕だったところに沢山の負傷兵が運び込まれ、戦局の悪化と共にそのまま放置されてしまいました。
狭い洞窟内は最大600名からの人で溢れ、マトモな治療も受けられないまま次々と亡くなって行き、死臭漂う酸鼻を極める状況だったと言われます。 |
 |
それでも、敗戦と共に生存者が投降したことでチビチリガマのような悲惨な結末を迎えなかったのはせめてもの救いだったかも知れません。 |
 |
一気に西に横切って首里城へ。
フツー最初に行きそうなもんですが・・・・・・(笑)。 |
 |
流石に沖縄で最大の城だけあって、メッチャクチャに規模がデカい。 |
 |
しかし、今はこうしてたくさん建物建ってますけど、全部戦後の再建です。
もちろん猛烈な米軍の艦砲射撃で壊された、っちゅうのもありましたが、戦後に大学のキャンパスにしちゃったのがトドメ。
ひでぇハナシですわ。 |
 |
有名な守礼之門。
あれ?お札のデザインになってませんでしたっけ? |
 |
・・・・・・って、これも当然ながら再建。 |
 |
・・・・・・っちゅうかオリジナルの建物ってどっか残ってるんでしょうか? |
 |
こうして見るとチャイニーズテイスト炸裂ですね。
カンフー映画のロケとかやってても違和感なさそう。 |
 |
中国からこぉゆうトコに観光に来て楽しいんでしょうかねぇ? |
 |
まぁ予想通りなんですけど、ここは巨大な書割なんだな、って気がだんだんして来ました。 |
 |
それにしても1月とは思えんくらいに暑いです。
正殿前のこの広いスペースは御庭(ウナー)というそうです。 |
 |
ともあれ正殿っちゅうのに入ってみることにします。 |
 |
これを「撮影スポット」と言われてもねぇ・・・・・・。 |
 |
ここが琉球王の正式に座る場所。
特別なインベントの時はここだったみたいです。 |
 |
昨年の台湾とあんまし区別がつきません(笑)。 |
 |
一つ下のここは普段の執務室だった模様。
そらあんなケバケバしいところにズッと居たらアタマおかしくなりまっせ。 |
 |
中継貿易で栄えたとは申せ、琉球の歴史は特に明治以降、ケッコー苦難の連続ではなかったかと思います。 |
 |
明治新政府は徹底的に旧王朝の勢力を削ぐことに腐心してましたモンね。
そぉいや本土ではかつては琉球人差別っちゅうのもありましたし。
もし太平洋戦争による米軍の攻撃がなかったとしても、首里城はその前からかなりヤバい状態だったみたいですし。 |
 |
城の北端まで来ました。
世界遺産ってコトで、今後はこの辺にもいろんな建物等が復元されて行くんでしょうね。 |
 |
そんなこんなで今度は沖縄一の繁華街である国際通りに移動。
旅もそろそろ終わりなんで、買い込むモノも買い込まんとあきません。
|
 |
有名なアーケードの商店街をブラつくことにします。 |
 |
お菓子屋さん。 |
 |
サーターアンダギーばっかし有名ですが、実は他にも沖縄独特のお菓子って沢山あります。 |
 |
鮮魚店が並ぶ公設市場。
石垣島の公設市場は終わってましたけど、ココは活気ありますね。 |
 |
巨大なサザエのような夜光貝。
つぼ焼きにしたらたいへんなボリューム。 |
 |
哀れハリセンボンは皮を剥がれて並べられてます。
見ての通りフグの一種なんですけど、卵以外に毒はありません。 |
 |
挟まれたら指がトビそうなでっかい蟹。 |
 |
肉屋ももちろんあって、解体された豚が無造作に売られてます。
左上は顔面ですね。 |
 |
昨日の仏頂面とは裏腹に今日はニコニコ。
だからチャンと最初からコースはキッチリ組み立てて考えてるんだって! |
 |
公設市場の二階。
一階で購入したものを若干の手間賃で料理もしてくれます。 |
 |
イラブー(ウミヘビ)の燻製。
滋養強壮に良いとか言われますけど・・・・・・やっぱしグロい。 |
 |
アーケードは大きく2本平行して走っており、その間を繋ぐように小さなアーケードがあちこちにあって、ココだけでも一日見て回れそうな規模があります。 |
 |
だいぶ外れまで来ました。
昼は本場ハンバーガーでも食ってみようかな?と。 |
 |
・・・・・・で、最初に訪ねてったのがココ。 |
 |
ところがもぉ、いつまで経っても案内してくれない。 |
 |
メニューだけポンと渡されても・・・・・・。
良く言えば商売っ気がないんでしょうが、これはいけませんねぇ~。 |
 |
・・・・・・ってなワケで牧志駅近くの「アメリカ食堂」ってのに入りました。 |
 |
あぁ!一時期都内にも店のあった「SAND'S DINER」ぢゃあーりま温泉! |
 |
ボリューミーなハンバーガのメニュー。 |
 |
左が沖縄バーガー単品、右がチーズバーガーにセットを付けたもの。 |
 |
そうそう!中古楽器屋を楽しみにしてたんですけど、意外にこの辺には少ないようです。
今でも音楽熱が盛んなのはゴザ近辺くらいみたい。 |
 |
再びアーケードの商店街へGo! |
 |
沖縄の謎の菓子の一種である「のー饅頭」。
平仮名で大きく「の」と書かれてるのが特徴で、意味は「熨斗」の「の」なんだそうです。 |
 |
他にも素朴で美味そうなんが多数。
買うならなるだけ飛行機に乗る直前が良いだろ、ってコトで引っ張ってたんです、実は。 |
 |
ちなみに沖縄の人は酒も好きだけど、甘い物好きも多いらしい。
そら肥るわな~。 |
 |
お!ブルーシールもあるやんか。 |
 |
だいぶと時間が迫ってまいりました。
そろそろクルマ置いたところに戻らねば・・・・・・。 |
 |
ヤバくはないTシャツ屋さんで(笑)、如何にも沖縄土産なのを買いました。
さっきの「のー饅頭」のステッカーがあったんで思わずそれも購入。 |
 |
空港近くのレンタカー屋にクルマを返します。 |
 |
今回はコレ、スズキのハスラー。
ターボ車ではなかったですけど、結構よく走ってくれました。売れるの分かります。 |
 |
送りのマイクロバスが到着するまでちょと休憩。 |
 |
ポークたまごおにぎりの店は今や空港内にまであってこの行列。 |
 |
なんもココの店の専売とはちゃうんですけどね。
まぁ、帰っても食べるものないしいくつか買うことにしました。街で売ってる値段からするとメチャ高いんですが。 |
 |
到着時も見たナポレオンフィッシュは相変わらず吞気に泳いでます。
ともあれアッちゅう間の沖縄の旅、途中で抗争勃発もありましたが無事にこれで終了。お粗末様でした。 |
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
Copyright(C) REWSPROV All Rights Reserved |
|
 |