「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2019 会津(二日目・前半)

朝になりました。

細かいタイル張りの洗面台がレトロモダンで良い雰囲気。
よく見ると、交差点に置かれてある「飛び出し人形」の展覧会のポスターでした。

そぉいや昔、ボーカルのS年がソロの小道具に集めてたなぁ~。
旅館オリジナルの缶バッヂ、300円也。

誰が買うねん!?・・・・・・ワイや!(笑)。
朝食も昨夜と同じ場所です。
ハムとキャベツのサラダ。

キャベツの切り方があか抜けてないのが逆に良いカンジ。
ゼンマイその他、山菜の炒め煮。
塩鮭・・・・・・山越えすると新潟が近いからか、福島は朝食の塩鮭率が高い気がします。
温泉玉子。

昔に比べ、生玉子をそのまま出す旅館って減ってるような気がしますね。
味付け海苔。
柴漬け・・・・・・ちょっと芸がないかも。
とは申せ、朝ごはんはこれくらいでジューブンっす。
ありゃ!?「サラリ君」の西村宗の色紙ですね。

右の色紙はまさかとは思いますけど、久保天随?ウッソォ~!?
ロビー付近をバックに。
理由は良く分かりませんが、このテの照明の写真ってナゼか撮ってしまうんですよ。
笠を被ってないタイプはケッコー珍しいかも。

目がトンでるのがちょと魚っぽい(笑)。
サルの表情が可愛い顔出し看板。
道路と線路に挟まれて、立地的にはやや苦しいトコもありますけど、露天風呂とか他にはない個性があるこの旅館、もちょっと気合い入れて整備すればグッと良くなるような気がします。
何か折角のポテンシャルなのに若干活かし切れてないもどかしさ、みたいなのを感じました。

勿体ない、実に勿体ない。
離れた駐車場に向かうと、今まさにトロッコ列車が通り過ぎて行きました。
さて、朝の一発目は温泉街を離れて山を上がったところにあるココ、
中山風穴です・・・・・・って、昨日も風穴に寄ったな。
ココも山のあちこちからかなり冷たい風が吹き出しています。
読んでみると、崩壊して岩の積み重なった斜面の下の方に、氷や冷たい空気が溜まってできるみたいですね。
緑で塗られた部分が風穴ポイントで、昭和30年代くらいまでは天然の冷蔵庫として野菜や繭の貯蔵に使われてたようです。
たしかに言われてみると高山植物っぽいかも。
こぉゆうトコの上まで来ると必ずある、絶対に誰も来なさそうな税金無駄遣い系の展望台。
これ作って喜ぶの地元の土建屋だけだと思います。

まぁ、しばしばロケーションに利用してるんで、あんましエラそうには言えませんけど(笑)。
別にこれと言って眺望は開けてません。
かつての貯蔵庫が再現された場所がありました。
内部はメッチャ涼しい。

本当は全体をピッタリ覆う屋根があったみたいです。
穴だけでなく石の隙間全体から冷風が吹き出してます。
ちなみにその温度は7℃から8℃。

ホンマに野菜室くらいの良いカンジの温度。
こんなのが一つ家の庭とかにあったら便利でしょうね。

適度に湿度もあって野菜類も乾燥しないし。
さて、一気に南下して鬼怒川方面に向かっていきます。
建て替わってすっかり新しくなった三滝温泉。
ナゼかここ縁がなくて、未だに未入湯。

今は立ち寄りやってないそうで今回も入れませんでした。
今は尾瀬や桧枝岐観光の拠点ともなっている会津高原駅に繋がる観光センター。
かつてはホント、何にもない山の中の終着駅だったんですけどね。
今は観光案内所や土産物屋まであります。
萌え系便乗のキャラ・「大川まあや」(笑)。

足許に居るのは猫駅長ですな。
旧・会津滝ノ原の駅舎はコンクリートで丈夫なためか、そのまま現在も使われています。

ヨメが立つのは駅へ上がるかつての道路。
今は電化され、片隅に残る転車台以外は面影も残ってないこの駅については過去にも触れたことが何度かあるんですが、それにはワケがあります。
70年代、小学生のなけなしの小遣いで買った「鉄道ファン」って雑誌で、たしか「たきのはら・ゆめのなか」ってなタイトルの付いたこの路線の紹介記事を読んだんですよ。
ホンマは廃業スキー場とかに寄るのも考えてたんですが、パスして鬼怒川の先くらいまで下って来ました。
湯葉を購入して、しばらく駐車場にクルマを置かせてもらいます。
ゆば屋のすぐ近くにある岩谷稲荷大明神に到着。
ズラッと並んだお稲荷さんでは良く見掛ける光景。
今もそれなりに近郷の信心を集めてるのか、新しく建替えられた拝殿。
・・・・・・で、その裏に続くのがコレ!
杉の木が無かったら倒れて来そうな巨石が恐らく御神体。

その下は岩窟状になってますが、そこまで屋根が続いてるのは珍しい形式かも。
いや~、実は無い知恵絞って考えたんです。

日光修験の本拠地が近いんだから、その周辺探せば巨石祭祀系のスポットがまだまだあるんぢゃないかと。
ビンゴ♪
五色の幟ってコトは仏教系なんでしょうね。

それにしても国道のすぐ脇を入ったところにこんなんがあるとは。
この界隈、拓けてるようで意外に一歩入れば田舎なんだってコト今更ながら知りました。
・・・・・・いや、別に新しい出会い無くたって良いっす。

湯葉はそのままワサビ醤油がいっちゃん美味いと思います。
さらに数km南下して、芹沼浅間神社に到着。

巨大草鞋が入口にぶら下がってます。
どこまで登るんやろ?
・・・・・・って、石あらへんやん!
拝殿まで来ましたけど、周囲を見回しても石的なモノは見当たりません。

後方の山は「富士山」と名付けられてるんで、山自体を御神体にしてるんでしょうね。
下って来ると小さなお不動さん。
でもまぁ、稲荷とお不動さんは巨石がらみのことが多いんで、念入りに探せばあったんかな?
午後はさらに巨石系を訪ねてみることにします。

・・・・・・あ、今日は撮影敢行してませんよ(笑)。
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