「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2014 群馬V(初日・前半)

秋も盛りのある日、草津・万座方面に出掛けました。
生憎の雨模様の中、まずは間もなくダムに沈む吾妻渓谷に寄ります。
雨に烟る山々をバックに紅葉は今が真っ盛り。
しっかし、雨脚が結構強い。
山もガスッてていまいちパッとしませんね〜。
紅葉もやや沈潜した雰囲気です。
ただ、紅葉は本来曇り日に見るのが最も美しい、なんて昔は言われてたとかなんとか・・・・・・。
ちなみにこの辺は全部、買ったばかりの50mm/F1.8で撮ってます。

とは申せ、なんぼ明るいレンズでもある程度絞り込むと手持ちはしんどいですね。
実はこの渓谷、谷の幅に対して異様に深いのが特徴。

幅3mで深さ50mとか、どんな浸食やねん?
これ、等倍で見てビビリました。

葉っぱ一枚一枚まで写ってるんですよ。三脚使えばもっと凄かったかも。
実は雨にも負けず観光客がたくさん来てます。
う〜ん、やはり雨模様だと紅葉の遠景は厳しいな〜。
こんな天気にも拘らず、実は観光客ウジャウジャ。

やはりダムに沈むとなるとみなさん押しかけるんでしょうね。
八ッ場ダム建設について、私はどちらかっちゅうと反対派です。

水質的にも元々鉄分を多く含み、酸性度も高かったりする川に貴重な観光資源を沈めてまで無理矢理ダムを作る意義が良く分かりません。
それにしても発色が悪いのぉ〜っ!

まぁ、この天気で色鮮やかに撮ってもウソ臭いんでしょうけど。
ここまで縮小したら何も分かりませんが、実はけっこう細かく手ブレしてるのが多かったりします。

三脚、クルマに置いて来たのをちょと後悔。
やっぱ私には手ブレ防止レンズは必須かも。
あと、単焦点は遊歩道とか動きが制約される場所では使いにくいかも。
まぁ。そんな扱いにくさが楽しいっちゃ楽しいんでしょうけどね。
そうこうする内に最も渓谷が狭まったポイントである「鹿飛橋」に到着。
落ち葉の降り積もった道を下って行きます。
そう!それとこの50mm、最短撮影距離がちょと長いんですわ。

あと15cm短ければと思います。
渓谷の底近くまで下って来ました。
鹿が飛び越すには若干無理があるような(笑)。
ん!?心なしか明るくなってきたような?
同じようなスナップショットばっかしですねぇ〜。

ファインダー内の罫線も良くないものかも知れません。
これからしばらくは日の丸構図に拘ってみようかな?(笑)
橋そのものは何てことない小さな橋でした。
雨脚が少し弱まって来ました。
たしかにピーカンでない時の紅葉には独特の情緒があるような気がしてきました。
気を取り直してRAWからちゃんと現像してみようかな?
明るくなってくると途端に色合いが良くなってきました。
水蒸気も影響してるんでしょうか?
フルサイズにしてから変わったと思うのはこの遠近感です。

逆に言えばそれ以外はあまりないような・・・・・・(笑)。
草津方面にさらに上がって行くと、紅葉も一層濃くなってきます。
実に見事ですね〜。
一方で着々とダムの建設は進んでおり、こんなに見事な紅葉もあと数年で見納めです。
背後に見えるのはダム建設に備えて作られた橋。

随分高い所に架けられてることが分かります。
・・・・・・と、こんな見事な水墨画のような景色を見ながら唐突に、この近所にカツ丼で有名な店があることを想い出しました。

我ながら情緒の無いこと夥しいですね。
慌ててスマホで調べてGo!

「かない亭」ってトコでした。

こぉゆう時、ネットがどれだけ発達しようともやっぱ記憶力が物言いますね。
本業は焼肉屋さん。
意外に昼間から焼肉食ってる人多し!
ヨメは軽めにラーメン。

食べることは決して無理しないのは体型維持の基本ですな。
来ました!なんとカツが2段になってます。

これはかなり凄いかも。
これが全景。

丼の後ろに見えるのは取り皿です。
丼の大きさは普通なんですが密度がハンパない。

実に見事ですね〜。
ご飯が比較的少なめだったのでヨユーで完食。味付けはやや濃いめでした。

ちなみにラーメンの方も焼肉屋さんのサイドメニューとしてはかなりの美味でした。
思えば、これまで旅のギャラリーでカツ丼を取り上げてきたことが多いかも知れません。

自分としてはそこまでカツ丼が好物だとは思ってなかったんですが。
この「かない亭」、近郷の人に愛されてるようで、地元っぽいお客さんが途切れることなくやって来てました。
お持ち帰りの生ホルモンも充実してるようです。

消費税アップに伴う値上げの張り紙が世知辛い。
満腹状態で午後は草津の奥に向かいます。
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