2014 中部U(初日・後半) |
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木曽川北岸に渡り、ナビを頼りに分かりにくい道を通って到着したのは・・・・・・ |
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また石かよ〜、と言わないでくださいな。 |
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・・・・・・「穴観音」というところです。 |
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幕末、吹き荒れた廃仏毀釈の嵐の際、地元民が難を逃れさせるべく仏像を隠したと言われています。 |
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殊にこの苗木藩の廃仏毀釈は苛烈を極めたと言われてます。 |
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まぁ、タリバンやISと変わらない蛮行をこの国は150年ちょっと前にやらかしてたワケですね。 |
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そんな負の歴史遺産を後に次に向かうのは・・・・・・ |
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紅葉の参道を上がった丸山神社っちゅう小さなお社の境内にある・・・・・・ |
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・・・・・・鮒岩。 |
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まぁ、鮒っちゅうよりはオタマジャクシに似てます。 |
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傾きかけた午後の陽射しが美しい。 |
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ここも磐座系の古代祭祀の香りがプンプンします。 |
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・・・・・・って、いささか時間が押し気味になって来ました。 |
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秋の夕陽に照る山紅葉、と。 |
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下から見上げた鮒岩。
結構斜面ギリギリのトコにあるのが分かります。 |
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ちょっと木が繁り過ぎて分かりにくいのが残念かも。 |
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続いてやって来たのが、「岐阜のマチュピチュ」(笑)と呼ばれて近年人気上昇中の苗木城址。 |
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巨石+懸崖造り(現存しませんけど)という珍しい城です。 |
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今が盛りの紅葉を見ながら天守閣跡に向かって行きます。 |
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この写真、フルサイズで見たらチビるほどに美しかったです。 |
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これも。
微妙な諧調が見事に捉えられてました。 |
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そぉこぉする内にマチュピチュと呼ぶにはいささかスケール小さいものの、それっぽいトコに着きました。 |
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大門跡、だったかな? |
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元々の巨石をうまく流用しながら石組みが作られてます。 |
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えーっと、これは何だったっけ? |
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これはたしか大矢倉。 |
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全然城マニアではないんで、これがどぉこぉとか説明書読んでも右から左で忘れちゃうんですよね〜。 |
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こぉして見ると誰もいないようですが、実はかなりたくさん観光客がいます。 |
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天守閣はさらに上。 |
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あ、見えた! |
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柱が組まれた懸崖造り風なのは、天守閣跡に建てられた展望台です。 |
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中津川の町が遠望できます。 |
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素晴らしい紅葉です。 |
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展望台はそれほど大きなものではありません。 |
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手前に見えるのは1978年に廃止された北恵那鉄道の鉄橋。
たしかここを特集した号の「鉄道ファン」持ってたなぁ・・・・・・。 |
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やはりポートレートは西日で撮るのがいいかも。 |
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もうちょっと左向きの方が良かったかな・・・・・・などと写真ってハマるほど細かくなってくのが自分でもちょっとイヤ(笑)。 |
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ホント、それにしても紅葉が素晴らしい。 |
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・・・・・・あ!パンツ穿いてなかった!(笑)。 |
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そろそろ下って今夜の宿に向かうことにします。 |
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抜けるような青空をバックにすると、どんな絵でもキマる気がします。 |
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ヨメもスマホで盛んに撮ってます。 |
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あ〜、これで人がもうちょっと少なかったらなぁ〜・・・・・・って(笑)。 |
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しっかし、昔のお侍さんってこんな急坂を毎日出勤してたんだから、随分足腰鍛えられてたんだろうと思います。 |
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礎石は何かのモダンアートみたい。 |
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どうもやはり私は人物を風景の中の点景にしてしまうコトが多い。 |
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あと一歩の踏込、が必要ですよね・・・・・・トリミングすりゃ良いんでしょうが。 |
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昨年は随分あちこちで紅葉を見ましたが、ここの紅葉が最も美しく感じました。 |
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赤とんぼもかなり色付いてます。 |
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天守閣も再建するともっと楽しめると思いました。
ちなみにこの城、壁土が剥き出しだったので「赤壁城」と呼ばれてたそうです。 |
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燃え上がるような紅葉の中を・・・・・・ |
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ユックリと下って・・・・・・ |
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クルマに戻って約5分・・・・・・ |
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・・・・・・今夜の宿に到着。
近っっ!(笑) |
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泊まるのは苗木ラジウム鉱泉「かすみ荘」。 |
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斜面に平屋の建物が平行に並んでます。 |
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ほいでもって早速風呂。
浴室は3つあり、この日使ってたのは新旧二ヶ所・・・・・・で、これは古い方。 |
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如何にも鉱泉らしい小さなイチョウ型の浴槽。 |
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泉質はほぼ単なる水に近いのではないかと思いました。 |
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相当補正しても、濛々たる湯気はどうにもなりません。 |
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ひじょうに素っ気ない効能書。 |
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細かいっちゅうか、几帳面な注意書き。 |
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朝から精力的に動き回ってちょっと疲れました。
中津川についてからの移動距離はそれほどでもなかったですが。 |
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脱衣場はちょと殺風景かも。 |
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風呂を上がるとスッカリ暗くなってました。 |
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別に裸族ぢゃないんですが、髪洗ってしまうとナカナカ乾かないんで、裸でいる時間は長いかも。 |
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何はともあれ風呂上り、私はビール(発泡酒ですけど)。 |
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そうこうする内に食事の時間になりました。
廊下の喫煙スペースにもちょっとした気遣いが感じられます。 |
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意外なまでに沢山の宿泊客がいます。 |
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繊細な付き出し。
左上から時計回りで、ソーメンカボチャのお浸し、紅葉天ぷら、里芋田楽、柿の白和え、ヘボ(蜂の子)、銀杏。 |
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鮎の塩焼きと漬物。 |
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結構近郷の宴会需要が多いのかも知れません。 |
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個人経営の宿としては、ひじょうに細かい所に気が配られてると思いました。 |
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鮪と烏賊のお造り。 |
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生麩のあんかけ。
驚くべきことに中はアンコ。これがビックリするくらい違和感なく美味い! |
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天麩羅盛り合わせ。
左の黒いのはつくねを揚げたようなモノでした。 |
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デザートはフルーツの葛寄せ。
量はやや少なめながらどれも繊細な味付けに感動。 |
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個人経営の小さな鉱泉宿=ボロ、ってな一般的なイメージを覆す行き届いた細かい演出はここの娘さんによるもののようです。 |
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大量に並ぶダルマと招き猫(笑)。 |
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いきなりまたもや風呂。
今度は新しい方。
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内部の造りは殆ど同じです。
ここの流儀なのかも知れません。 |
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夜になって冷え込んで来たので、湯気でますます浴室は真っ白。 |
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ちなみにこの旅館、元々は茶畑を経営する農家だったそうで、ある日何の気なしに井戸水を検査したら良質のラジウム泉であることが判明して、それで旅館に鞍替えしたとのことです。 |
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後半は殆ど服着てませんでしたね(笑)。
明日は南下しながらやはり巨石系を巡ります。 |
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