2013 北関東T |
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雨のそぼ降る初夏のある日、宇都宮の手前の大谷に出掛けて行きました。
耐火性が高いことで蔵等によく使われた大谷石の産地として有名なところです。 |
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奇岩が剥き出しになったところに大谷観音があります。 |
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本尊は背後の岸壁にある磨崖仏の千手観音ですが、撮影厳禁なのが残念。 |
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左側に見えるのがそれですね。
なんか手の生え方がワシャワシャしてて、ちょっと虫を連想させる造形でした。 |
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ここは原始時代の遺跡の上に建てられた寺だそうで、色んな出土品が展示されていました。 |
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かなり歴史のある寺のようですが、実際はこじんまりした印象。 |
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隣には巨大白蛇のハリボテの置かれた池。
ちょっと出流弁天を想い出しました。 |
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どぉも雨模様だと気分がパッとしませんな。 |
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オマケに何かめっちゃ動きが胡乱な一人旅のオッサンが付いて来るし・・・・・・。 |
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裏山が面白そうだったんですがそんなワケで中止。 |
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石切場跡や「東の摩耶観」と言われる有名な廃墟も行きたかったんですけど、どうにも天気がイマイチでこちらも中止。
今後の課題です。 |
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大谷石資料館に到着。
天気は相変わらず雨模様。 |
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入口はちょっとした博物館風になってます。
ここ、東日本大震災の影響で随分長く休業してたのが、今春ようやく再開したのです。 |
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スゴッ!! |
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まるで地下神殿、と喩えられる巨大な空間が広がっています。 |
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インディ・ジョーンズの映画等に出て来そうですね。 |
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ちなみに、大谷界隈にはこのように石を切り出してできた地下の空洞があちこちにあって、たまに陥没事故が発生してます。 |
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荘厳とも言える光景が広がっています。 |
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ちなみに人を入れずに撮ってますが、意外に観光客一杯。 |
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なおかつ、蒸し暑い外からすると、胴震いが来るほどの寒さ。 |
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・・・・・・なもんで、あんな写真やこんな写真は撮ってません(笑)。 |
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腰に巻いてるのは入り口付近に於いてある毛布。 |
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白っぽく霞んでるのは、湿度が凄くて全体的に靄がかかってるためです。
キチンと撮るにはこの辺をどう処理するかでしょうね。 |
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全てのポイントが絵になる気がします。 |
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左後方は地上に開いた大きな穴で、外はドライアイスの煙のように真っ白な水蒸気が噴き出していました。 |
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ここはキチンと日を改めて再訪したい、と思いました。
もし行ったことない人がいたら、強くオススメします。 |
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・・・・・・そうして北上して到着したのは、鬼怒川河畔。 |
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相変わらず天気はパッとしません。 |
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ここがどこかっちゅうと、やはり巨岩のスポットとして有名な佐貫観音。
・・・・・・ってこれだけぢゃサッパリ分かりませんよね!? |
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元は崖に巨大な線刻の磨崖仏があったと言われますが、脆い凝灰岩ゆえほとんどが摩耗・剥落し、顔の部分だけが僅かに認められます。
ちょうど画面中央部分、うっすらと目と眉が残ってるのが分かるでしょうか? |
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さらにその横には巨石マニアが喜ぶ物件が。 |
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オマケに崖の下には洞窟。
コンパクトに設備がまとまってる感じですね。 |
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白龍洞と名付けられたそれ、入ってみることにします。 |
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これだけかいっ!?(笑)。 |
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奥は所謂「賽の河原」みたいになってました。
あまり良い場所でなさそう。 |
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明らかに元は一つだったのが節理から割れた感じですね。
これをレイラインがどぉこぉとか、夏至がどうとか冬至がどうとか言ってる人がいますが、まぁ単に割れてるだけです(笑)。 |
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ここで、先刻大谷観音で見掛けた胡乱なオッサン登場!
こんな気色悪いのとおらぁコースが一緒なんだと思うといささか哀しくなりました(笑)。 |
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ちなみにこの佐貫観音、崖の上の方に岩を刳り抜いた祠があって、そこにある秘仏は60年に一度御開帳されるそうです。 |
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お腹が空いたので、取り敢えず走っててクルマが沢山停まってる中華料理屋があったんで入ってみることにします。 |
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頼んだのは名物らしき「ダイナマイトラーメン」・・・・・・ま、要は豆板醤の玉が入ってるワケっすね。 |
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二人とも無類の辛いもの好きなので、「5個入り」っちゅうのにしてみました。 |
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後は餃子。
このお店、地元ではけっこう有名なお店のようで、定食類なんかも充実していました。 |
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実はここで以前から注目してた烏山の初音鉱泉に立ち寄りましたが、鋭意廃業済み!とのこと。
最近、ホント未訪の冷鉱泉にようやく行っても無くなっちゃてることが多く、実に寂しい限りです。 |
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仕方なく竜門の滝に立ち寄ってみることにしました。 |
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それにしても思ったより勇壮な姿に驚きました。 |
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まだ紫陽花が盛りです。 |
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ただ、滝の近くでバーベキューしてる家族連れが多く、いささか景観を損ねてるのが残念です。 |
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JR烏山線がすぐ近くを通っており、懐かしい塗り分けのディーゼルカーが通り過ぎて行きます。 |
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そのまま南東に進んで、茨城の懸崖造りとしては最もマイナーな木戸不動尊に到着・・・・・・ってーか、懸崖造りそのものがマイナーか(笑)。 |
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お!見えました。
何でこんなトコにポツンとお堂があるのかは謎です。 |
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大きい小さいはともかく、眺望がここまで開けないのも懸崖造りとしては珍しいかも。 |
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まぁ、真下は那珂川なので、元はもっと木も伐採されて見晴らしは良かったんでしょう。 |
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それなりに手入れはされてるようですね。
鰐口叩いてちゃんとお賽銭も入れました。別に何か御利益を願ってではないんですが・・・・・・。 |
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中はこんな感じ。 |
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ひじょうに謎めいたスポットです。 |
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襲い来る藪蚊を払いのけながらの訪問でした。 |
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そのまま行くと「旧羽石家住宅」って看板が出てるんで、ちょっと立ち寄ってみることにします。 |
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説明書き読んでビックリ。
東日本に現存する最古の民家の一つらしい。 |
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時代劇のロケとかに使えそうですね。
それにしても思うんですが、昔の農家ってデカい。 |
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予想外のロケーションですが、再び小雨が降り始めたので早々に退散。 |
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そのままさらに南下して、今は石岡市の一部にある峰寺山西光院に到着。 |
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「東の清水寺」と称されるここもまた懸崖造りで有名なところです。 |
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竹林も何だか京都っぽい。 |
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本家に比べると境内は随分狭い。
突き当りに見えるのが舞台でしょう。 |
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その前に立木観音、ってーのを見てみることにします。 |
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こ、これは!
ナカナカ古拙というより稚拙な印象。 |
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舞台に上がってみました。
生憎の天気で眺望絶佳とは行きませんが、晴れておれば鹿島灘まで見えるそうです。 |
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もちょっとユックリ撮ろうかとも思いましたが、如何せんもう時間が遅い。 |
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ま、今回は下見、ってコトで切り上げることにして、後は混み合う高速を東京に戻りました。
たとえ日帰りでも梅雨時の旅行はむつかしいですね。 |
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