2012 積丹半島 |
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秋の晴れた日、思い立って積丹半島方面に出掛けました。 |
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余市からまずはモイレ岬方面に行きます。
これは途中で見掛けた小さなお社。 |
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朝日に照らされる海を背景に。 |
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旧・下ヨイチ運上家。
やはり明るいと手ブレ防止無くてもスッキリ写ります。 |
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まだ早くて誰もいません。 |
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遠くに見えるのはシリバ岬。 |
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イチイチ立ち寄ってたらキリがないんで雷電国道を進んで・・・・・・ |
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黄金岬入り口に到着。
ちなみに豊浜トンネル崩落事故を受けて海岸線の道は改良が進み、トンネルだらけで眺望は昔より効かなくなりました。 |
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環境協力費とやらに賽銭100円入れた私は小心者(笑)。 |
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狭い尾根道の突き当りに小さな展望台があるだけです。 |
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そこからの眺めはしかし抜群。
海の青さと荒々しい絶壁、いかにも積丹半島らしい風景が望まれます。 |
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こんな無人島、一つ持ってたら楽しいでしょうね。 |
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広角に交換して一枚。 |
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朝の光が溢れています。 |
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休日なので漁には出てないみたいですね。 |
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黄ばみ始めた葉っぱに秋の訪れを感じます。 |
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グニョグニョしたフォルムが面白くて木の表面って結構良く撮るかも。 |
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続いてやって来たのは島武意海岸。
見ての通り「日本の海百選」に選ばれてるみたいです。 |
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・・・・・・だから何なんだ?って気もしますが(笑)。
ともあれ人が通るのがやっとのトンネルを抜けると・・・・・・ |
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うわぁ!
物凄いブルーの海が眼下に広がりました. |
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周囲は荒れた急峻な崖が続いています。 |
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俗に「積丹ブルー」と呼ばれるこの海の青さは、ヘタな私程度の写真では到底表せませんね。 |
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ま、せめてその雄渾な風景の様子を少し感じ取っていただければ、と思います。 |
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海岸まで降りようかと思いながら、帰りの上り坂がめんどくさくてパスした私は紛うことなき怠惰なオッサン。 |
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だって、急なんだもん。
腰も痛いし。 |
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ってなワケで引き返します。 |
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美しいけども荒涼とした海岸風景はやはり北海道独特かも知れません。 |
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最も有名な神威岬に到着。
風が強くて大きな樹木が育たないのか、岬までの道は熊笹だけが広がってます。 |
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余り人が写り込まないようにしてるんですが、観光客は一杯。 |
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かつては女人禁制でここまでしか入れなかったとかナントカ。 |
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岬の突端は遥かまだ先。
ここもまた海の青さが素晴らしい。 |
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神恵内方面を望む。 |
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眼下には月並みな表現ですがコバルトブルーの海。
ま、本州も太平洋側より日本海側の方が海は青いですよね。 |
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遊歩道は岬の先端に向かってさらに伸びています・・・・・・が、落石の危険ありとかで途中で通行止め。 |
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これはワリと実際の色に近い写り方かも。
でも透明感は出てないなぁ〜。 |
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振り返ると有名な念仏トンネルが見えました。
岬の灯台守のために住人が手掘りで掘ったといういわれが残っています。 |
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駐車場に下らず、高い方目指して上がって行きます。 |
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ここにも旧軍施設。
電磁台ってモンです。レーダーの土台ですね。 |
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細長く伸びた岬の形が良く分かります。 |
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最近、どうも写真撮るときの眼差しが「ロケハン」になってるなぁ〜(笑)。 |
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それにしてもキチンとチューニングしてもらってからの10-24mmの切れ味は見事。
何千円か取られましたが、それでも安い!! |
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岩内の手前から旧岩内線に沿うようにして国道5号線に向かいます。
記念館として整備された幌似駅跡。 |
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近隣住人によって美しく整備されています。 |
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ホームに置かれた旧型客車の車内。 |
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JNRの刻印の入った灰皿も懐かしい。 |
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この辺は単焦点35mmの面目躍如な写り方。 |
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昔はこんな扇風機だけでも、窓を開け放てば十分涼しかった記憶があります。 |
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これも今の人には分からないでしょうが、非常ブレーキ。
手でギュウギュウ締めてどれだけ停まるのかは不明ですが。 |
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これは車掌(緩急)車の中の石炭ストーヴ。 |
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チャンと石炭も置いてあるのが芸が細かい。 |
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しかし線路は少し先で途切れ、今はもう線路跡も消失しかかっています。 |
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駅本屋の中も未だに綺麗に手入れされています。 |
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この岩内線、ローカル線とはいえ一時は急行まで走る路線だったんですが、呆気なく廃線となってしまいました。 |
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今となっては遺物とでも呼ぶしかない備品の数々。 |
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末期のダイヤは1日僅か7〜8本だったようですね。 |
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レトロなフォルムのカンテラ。 |
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タールが枯れて白茶けた電柱にはひらがなの琺瑯看板。 |
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ただもう寂しさだけが残る駅跡でした。 |
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国道沿いの国富鉱山跡。
もっと深く探検したかったんですが、手前に工場があって人がいるようだったのでパス。 |
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仁木の駅近くの山中にある大江鉱山跡。 |
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ここも大した遺構は残ってない雰囲気なのと、厳重に施錠されてたので早々にパス。 |
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そこからの鉱物積み出しでかつては賑わったであろう然別駅。
味も素っ気もない建て直された駅本屋。 |
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北海道らしく互い違いに配置された上下ホームと、本来は中央に待避線を備えた亜幹線らしい駅です。 |
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今はただもうガランとした構内が広がるだけで、想い出したように短いディーゼルカーやって来るだけの駅です。 |
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貨物側線もかなり長いのが残っています。 |
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廃墟となった駅前商店。
鉛丹葺きの好ましい形です。 |
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アサヒビールの看板はワリと珍しいかも。 |
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ススキの穂が開きかけています。 |
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何の花か分かりません。 |
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やはり秋は確実に近付いてます。 |
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本線とはいえ閑散としたダイヤ。 |
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有珠山や樽前山が噴火した時の貨物輸送ルート確保のためだけに廃線にせず残してるって噂もあります。 |
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余市を通り過ぎて蘭島駅に。 |
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ガランドウの室内。 |
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かつてはSL撮影で有名でした。 |
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なぜかホームには貝殻が一つ。 |
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この駅もかつては三線構造だったようです。
こういった古風な跨線橋も今では少なくなりました。 |
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登ってみることにします。 |
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長い遊走線は長大な貨物列車を想定してのことで、関西本線等の古い路線ではよく見られます。 |
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跨線橋としてはかなり大きな部類に入ります。 |
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今では毎日、何人の人が上り下りするんでしょう? |
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古レールの橋脚も懐かしいものの一つですね。 |
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ウロウロしてると2両編成のディーゼル到着、数名の乗降客だけでアッと言う間に去って行きました。
そして小さな一日旅行もここまで。あとは一路札幌に戻りました。 |
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