2012 道南(3日目前半) |
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私たちは比較的朝の行動は早い方です。
かつては朝食断って5:30出発なんてのが普通だったくらいです。 |
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部屋に貼ってあった泊原発のとても怖いカレンダー。
◆緊急事態の連絡があったら・・・
◆屋内退避の指示が出されたら・・・
◆コンクリート屋内退避または避難の指示が出されたら・・・
とあります。 |
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不思議な朝の光に染まる日本海。 |
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最近はちゃんと朝食いただいて宿を辞することにしてますが、それでも間があるので館内をウロウロします。 |
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内湯の屋根が見えます。
青い鉛丹葺きも結構いい感じですね。秋には映えることでしょう。 |
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1階のロビー。 |
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玄関付近。
女将さんのファンシー趣味が良く分かりますね。 |
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でも、古い建物だから古い民芸調のモノで固めなくちゃならん、って法はないワケで・・・・・・。 |
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浴室入口。
何となく、浴室は後から改築したものぢゃないか?って気がしました。 |
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そうこうしてるうちに朝ご飯の時間。
下から塩鮭、タコのぬた、タラコ、その上がメロンとサラダ、左に生卵とウドの煮物。一番上が山菜天麩羅。 |
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これがもうメチャクチャ美味かった!!
分かりにくいですが、左がヨモギの天麩羅。あとはタラの芽と行者ニンニク。 |
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ちょっとした宴会なんかはここでやるようです。 |
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朝から、ムリムリ食いまくって完食!! |
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そして、外に出るとすでに太陽は欠け始めていました。
NDフィルターでAEを太陽に合わせて撮影。 |
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相変わらず色褪せたような独特の光の中を、ニセコを越えて下って来ました。
雪がまだ一杯です。 |
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大湯沼の変貌ぶりにガッカリして、昆布温泉まで下って鯉川温泉旅館に入ろうっとしましたが・・・・・・ |
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・・・・・・時間外、ってコトで断られてしまいました。午後1時からとか笑わせてくれます。
だから提灯宿はニガテなんだよな。 |
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さらに下って到着したのが、最近ニセコではつとに有名な黄金温泉。 |
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農家のオッチャンがユンボやブルを駆使して独力で作り上げた温泉として有名です。 |
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まだ、湯舟に湯が貯まってないってコトで少し待つことにします。 |
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何と親切な案内!(笑)。 |
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まぁ、お茶でも飲んでってくださいということで、受付奥の食堂に入らせてもらいました。 |
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温泉だけでなく、十割蕎麦もここのウリのよう。 |
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NHKで紹介された時のパンフ(?)が誇らしげに掲示されてます。 |
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水の張られた広い田圃。北海道とはいえ、もう春です。
ようやく日食が終わって外は普通の光の色に戻りました。 |
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そんなこんなでいよいよ入湯。
大きな吹き抜けになった浴室内部。右半分は女湯になってます。 |
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壁にはタックシールでの書置きがギッシリ。
もちろん私も書きました。 |
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こうして小さな画像だと分かりにくいのですが、如何にも手作りな思い切った造作が随所に見られます。 |
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取り敢えずは内湯を抜けて、露天風呂へ。 |
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日除けの付いた一人入れば一杯の寝風呂。 |
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樽風呂も定員1名。
これらは大きなメインの岩風呂とは泉質が違うように思いました。 |
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玄人はだしな造りですよね。 |
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内風呂の建屋を望む。 |
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お、やって来ました。
このテの半混浴ってもっとあってもいいスタイルだと思います。 |
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大分フツーの朝の光に戻った中、ニセコアンヌプリをバックに。 |
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いやもう、メッチャクチャに晴れてます。 |
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立ち上がるとニセコの連山が一望です。
奥の岩に「ニセコアンヌプリ」t書かれてあるのが分かるでしょうか? |
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樽風呂に入ってみました。
後ろの庭ももう少し歩けるようになってたらもっと面白いのに、と思いました。 |
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これは女湯側の寝風呂。
造りは男湯と変わりません。 |
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入ってみるとこんな感じ。
残念ながらこっちは眺望が利きません。 |
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ちなみに泉温はかなり低めで、寒い季節は長湯必須かもしれません。 |
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あ、さっきまで霞んでた山がだいぶはっきり見えてきました。 |
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朝日に向かって・・・・・・もぉちょっと気の利いたポーズはないんかいな?(笑) |
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内湯内部。
実際はもっと湯気で曇っていました。 |
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脱衣籠の上に無造作に効能書きが置かれてありました。 |
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タイベックス使ってるのが良く分かりますね。
最近はウルトラライトで透湿性と防水性があるってコトで、よくアウトドア自作系でも使われる素材です。 |
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壁は思いっきりハードボード、っちゅうかメゾナイトですね、こりゃ。 |
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黄金温泉、なかなか楽しい一湯ではありました。 |
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そっから羊蹄山の南麓を回り込んで辿り着いたのがここ、三階滝。
北湯沢の手前です。 |
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休日は人が溢れるんでしょう。 |
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ここは古い金山跡だそうです。
国鉄・旧胆振線沿いはかつて鉄鉱を中心に各種の鉱山が櫛比するところでした。 |
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滝と言えば欠かせないのがお不動さんですが、何とも殺風景な祠が建ってます。 |
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滝と言うにはあまりに落差が小さい流れ。 |
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ここからはNDフィルター大活躍。 |
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こういう写真って、とてもむつかしいと思ってたんですが、楽勝でした。 |
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むしろ、どんな角度で撮ったらいいのかに悩みます。 |
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良く考えたら、滝もかなり大好きなモノかも知れません。 |
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この辺からは35mm使ってポートレートの練習。 |
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「ちょっと法令線が目立ってきたんちゃうか?」と言ったらシバかれました(笑)。 |
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月並みな写真でも単焦点は綺麗に写るなぁ〜。 |
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ちょっと滝から下ったところにある「甘露法水」。
昔、飴家法水っていなかったっけ? |
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ここは古い坑道から湧き出す水です。 |
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何の根拠があるのかは良く分かりませんけど、とにかく有難い水であるとの説明書き。 |
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こぉゆう時には賽銭は欠かしません。 |
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個人的にはもっと鉱山遺構が残ってれおればなぁ、と思いました。 |
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元の国道に戻り、集落の外れに残る本物の鉱山遺構。
おそらく、鉱石運搬トロッコのシューターまでの高架でしょう。 |
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今は用水が出来たりして寸断されてしまってます。 |
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その産出元だった徳舜別鉱山の跡地も尋ねてみました。
登山口から少し入ったところに、索道の橋脚が何本か残っているのが遠望できます。 |
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周囲は今は長閑な牧草地に代わっています。 |
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「こんなトコ何が面白いの?」などと無粋なことを抜かしおってからに・・・・・・。 |
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まぁ、確かに予備知識なければ何のことか全くわかりません。
今は人っ子一人いない寂しい高原です。
旅も終わりが近付いてきました。さらに下って蟠渓を訪ねてみることにします。 |
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