ハラが立つほどアタマの悪い人々

ハラが立つほどアタマの悪い人々

阪南大学闇バイト生の佐圓昌紀。
な～んか、見るからにポヤ～ンとした感じだなぁ～･･････。

　警察の徹底的な活動によって一時期よりは減ったものの、「トクリュウ」なる急ごしらえ強盗団が首都圏中心にかなり頻発してた。ＳＮＳとかの闇バイトの求人募集（･･････そもそもそんなのを出す時点でやってる方はアウトなんだが）で、法外な日当に目が眩んで応募する底抜けのアホが世の中にはものすごく沢山存在するのである。ヤバいに決まってるやんか！ってフツー思うやろ？とアナタが感じるとしたら、それはアナタが経済的に、そして知的にも中流階級以上のマトモな人であるからってだけだ。困ったコトにそうした中流階級以上のマトモな人は今やこの日本からどんどん減少してる。俄かに信じがたいコトだけど、それが厳然たる事実だ。要は想像を絶する超弩級のアホばっかし。

　ロケットニュース編集長・ＧＯ羽鳥が先日、「あまりにもバカが多いことに絶望。闇バイトについて潜入調査中の『ベテラン迷惑メール評論家』が感じた知の格差」（https://rocketnews24.com/2024/11/12/2362291/）というタイトルで、その辺の闇バイト事情について言及しており、まずはこの記事を読まれることを是非ともお奨めしたい。いや～、おれ、ロケットニュースって有象無象のガジェットサイトの中ではかなり高く評価してるんっすよ。たまにすごく硬派な記事載せたり、バカバカしいけど何か刺さる企画が多かったり、他よりアタマ一つ二つ抜けてる気がするな。

　ここでおれはその元締めが何なのか？とか、こぉゆうのに手を染めるヤツの家庭環境が～！貧困問題が～！などと言う気はサラサラない。おれが今回申し上げたいのは、かくなるバカをなるだけ（･･････残念ながらゼロはムリだ）生産しない社会システムにはどんなのが考えられるだろ？多分それには今の教育が深く関係してるだろ？ってコトだけだ。

　･･････････････････････････････

　日本は教育水準の高い国だと言われる。識字率も極めて高い。江戸末期、日本にやって来た外国人は一般民衆の識字率やら計算能力の高さに驚嘆したっていうから、今に始まったことではない。寺子屋での読み書き算盤とか、それなりに長い歴史がある。事実、闇バイトに応募してるアホ共もアホとはいえ、少なくとも字だけは読める。一日１０万円が相場より遥かに高い、ってコトも理解できる･･････字面だけなんだけどね（笑）。

　しかし、読めてもその理非が分からない。だいぶ前からおらぁ、日本語は読めるのにその文意を理解できない、ましてやその行間なんてサッパリ分からない、不気味なくらいに想像力が欠如した平べったい人が増えてると感じてるんだけど、そうした人々と、こうした犯罪の末端の捨て駒になってる度し難いアホ共にはどこか共通の根があるように思う。ついでに言うとクマの駆除でキーッてなって、クレーム電話で凸する動物愛護な連中も同じ根を持ってるように見える。

　いきなり決めウチで申し訳ないが、その原因は多分恐らくパーハップス、世界に誇るであろうその教育システムそのものに問題があるからではなかろうか。以前から言及してるように、日本は人生における教育のフェーズが長すぎるし、それをみんなとても良いことだと無批判に思ってる。７歳から少なくとも１５歳･･････今はそんな子ほとんどいなくて、１８歳っちゅうてもすでにかなり少数派で、２０歳過ぎまでが教育の期間だ。大学行きゃぁ２２歳、最近ではアタマ悪いのに学歴ロンダリングで院に進むヤツも増えてて、そうなると２４歳。もちろん浪人したらもっとこの期間は延びる。気が付きゃ３０は目の前だ。それが人口の結構な多数を占めてるなんて明らかに歪だ。

　実は大半の人にとってのその期間------所謂「学生時代」------が人生の大いなる無駄遣いなんだ、ってコトに誰も気付かないし、考えようとしないし、気付いたところで言おうともしないし、言うたら言うたでお前は差別主義者だのなんだの糾弾されもするだろう。そらまぁ大酒呑んでばっかしで何一つ勉強しない、怠惰の極みの大学生活を過ごしたおれだ。「どの口が～っ！？」って言われたら、言い返す言葉もないが、まぁそれまでの通算では人の１０倍くらい勉強したし、チャンと授業料は払ってたし、それなりに稼いでもいたんで許してぇな、と小声で言うしかないし、無駄遣いもちったぁ必要なのは認める。

　問題は誰も彼もがそれを許されて好いワケぢゃない、ってコトだ。

　それはさておき、一番の問題は小・中学校の義務教育だろう。以前も書いたが、チンタラチンタラ内容空疎なことを９年間も掛けて何やってんねん！？って思う。時間割だとかカリキュラムだとか、ホンマおっかなびっくりの小出しで、ガキの知識の吸収力を食い物の消化能力と履き違えてるとしか思えない内容だ。離乳食かよ？
　もっとジャカジャカ詰め込んだってヘーキだって。少々偏ったって構わないって。幕の内弁当みたいに何でもお上品に一口づつである必要なんてこれっぽっちもない。それが最良であると言えるエビデンスなんて何もない。むしろ、とことん学習に熱中する機会を奪われることによる弊害の方が大きいとさえ思う。

　それに義務っちゅうくらいだから、果たさなんだらそれ相応の罰があってしかるべきではないのか？教育なんだからその成果をそれなりに示させないとアカンのではないか？とおれは常々思ってる。なのにしかし、それを評価する物差しは甚だ心許ない。出席日数だけで、成績は一切加味されない。さらにそんな唯一の基準である出席日数にしたところで、今やほぼ意味を無くしており、登校拒否だろうが、保健室で寝てようが、死んでようがとにかく誰でも進級できてしまうし卒業できる。こんなんぢゃぁそら世の中ナメるようになりますって。バカが量産されるのも頷けるわな。

　少なくとも、小学校卒業時、中学校卒業時には何らかの、それもそれなりに厳しいハードルは必要だと思う。厳しさを知れば、少しは分別も付くようになるって。騙されたと思てやってみ。
　知識よりも知性だろ？って意見があるだろうことは当然予想されるが、最低限の知識も備わってないヤツに知性もヘチマもなかろう。

　･･････････････････････････････

　高校・大学の無償化ってコトを主張されるおめでたい人たちがいる。いやいや、おれも実は無償化には賛成してる。だって行きたくても、行くに資する学力と意思があっても、経済的理由で行けない子供は確かにいるもんな。無償化大いに結構。
　でもその前に、今の無駄な進学率をもっともっと下げろ！絞れ！と言いたい。何が高校全入だ！？高校、大学それぞれ３０％づつで良い。いや、ホンマは２５％、２０％くらいかな～？って気がしてんだけど、余り過激なコトばっか並べても仕方ないんで、少し現実的な数字でいうとそんなモンだろう。要はザックリ中学生の３人に一人弱が高校に進み、そんな高校生の３人に一人弱が大学に進む･･････それくらいで充分だろ、ってコトだ。
　九九もマトモに出来ない、日本語もロクに知らない、だから言葉遣いも知らない、一般常識もない･･････そんな高校生が溢れ返る中、何でそいつらまでタダにせなならんねん？って相当数の人が思ってるに違いない。でも、言うとカド立つんで、お得意の忖度とやらで誰も口にしない。

　そぉいや、こないだ闇バイトで逮捕されてた連中の一人に、阪南大学の学生ってのがいた。そう、あの「花の応援団」のモデルになったと言われるＦラン大学だ。おらぁその記事見てハラの底から笑っちゃったね。クエッ！クェッ！クェッ！
　何とコイツ、一度警察に相談して、それでもヤッパシ強盗の一味に加わったっちゅうんだから救いようのないアホだ。めちゃくちゃフワフワしてる。薬痴寺先輩に理不尽にシゴかれた経験もないんだろう（笑）。
　そりゃぁ「光クラブ事件」なんちゅう、東大生で金貸し始めたニーチャンのやらかした事件なんてぇのが戦後すぐにあったりもするし、リクルートだライブドアだと、高学歴犯罪も多いよ。ただみんな賢い。それは間違いないし、おれが今話題にしてるのは、知力に欠けるアホが名前だけの高校だ大学だと進む意味なんてまったくない、って言いたいだけだ。
　あぁ、似たようなＦラン大学事件では最近の札幌での大学生強盗致死事件があったな。このバカ女共は札幌学園大学と北翔大学だった。事件の経緯を見るとマジでアタマの悪さが随所に炸裂してる。大体おれ、しばらく札幌にいたけどそんな大学聞いたこともなかったわ。
　その前には似たようなヤカラ系の連中が揉めたツレを生き埋めにしちゃったって事件が大阪であった。これが地元のヤツでさえその存在をよく知らない、東大阪大学ってチョーＦラン大学の学生。オマケに所属するのは「子ども学部」って、ツッコミ所満載な学部だったっけ。
　「こんな連中はたまたま現れただけだ」などと言ってはいけない。予備軍だらけの中で、マジでやっちゃったのが出てきたのである。アホにオモチャとヒマを与えるからこんなことになる、って発想をみんなもっと持つべきだろう。

　もぅハッキリ言っちゃうと、カス養成所みたいな偏差値が３０とか４０の高校なんて要らんのですわ。大学だって５０切るような人並み以下のヤツが行くようなんは要らんのですわ。そもそも論でそんな大学、「高度な専門教育と研究機関」としての存在意義ないし。

　優雅な余暇を楽しむにはある程度の財力が必要なように、人生のモラトリアムを貪るにはそれなりの知力が必要なんだ、って冷厳な事実をもっと素直にみんな認めるべきとちゃいますか？

　･･････････････････････････････

　今回はアタマの悪い人々を減らすための方策として、専ら「教育システム」の問題点について書いてみただけで、これが唯一の最適解ではないことはおれも十分承知しているし、よしんば実現したところで、その効果が表れるのはジワジワと十年単位の時間を掛けてだろうし、当然副作用だってあるだろう。

　それでもやってみる価値はあると思ってる。案外、日本の経済的な停滞、政治の閉塞状況もこれで解消されるかもよ。　

札幌の事件の二人のバカ女、八木原亜麻・川村葉音。
まぁ、強殺はメチャクチャ罪重いやろうから、これからユックリ塀の中で余生を過ごしてください。

２０２４．１２．０８