「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
MORROW Snowboard " Escape 164 99/00 "

3本目に買ったのは、同じくモローのエスケイプ。長さはじつに164cm。

「ソフトブーツでハードブーツのアルペンボードをつつきまわす」をテーマにスピードを追求してみたくなり、回転性や操作性を無視してガチガチの板にしました。

本来はバックカントリーとかで使うもののようで、いちばん長いのは181cmもある、とんでもないシリーズでした。

ディレクショナルで、1インチセットバックのCAP構造の板です。幅も相当に広い。

摩訶不思議なグラデーションのようなデッキのグラフィックがクール。
テール部分の拡大。

薄墨で書かれたようにモデル名やスペックがボヤーッとイラストに浮かんでいます。

ステッカーは上から手袋のレベル、Mtジーンズ、セッションズ。
ノーズ部分の拡大。

富士天神山はダサいけど気軽に行けて結構好きなゲレンデです。

カーボンファイバーが網タイツみたいですね。
デッキ中央部分。パッドが両側に貼られてあるのは子供を乗せるためです。

昔はボードで子供乗せてるとものすごく珍しがられました。
インサート付近の拡大。

この板はリバートと異なり、一枚の薄板に補強を貼り付けるのではなく、左右の厚い部分と真ん中の薄い部分を横に貼りあわせてから全体をグラスファイバーで覆うという、モロー以外に例のない凝った構造となっています。

またさらに、つま先とかかとの当たるあたりに三日月状に、バタツキを抑える振動吸収材が組み込まれてます。

今で言うと、サロモンあたりの作りが比較的近い気がします。
ソールの様子。

材質はシンタードの#7500。高級素材ですがハッキシゆうて扱いづらい。すぐに傷つくし修理も面倒だし、ゴミとかが絡みやすい。

パンピーが使うにはせいぜい#2000くらいまででいいように思います。

ちなみにソールはモローの弱点の一つで、あまり最初の仕上げが良くない感じ。
鯛、ですよね?これ。どう見ても(笑)。
モローのロゴが釣り針のデザインになっていますが、ま、相変わらず何だか意味の良く分からないデザインではあります(笑)。

この板、とにかく猛烈に硬いので、まるでオーリーとかは出来ません。しかし、どんな深雪でも突っ込んで行けて、通常のバーンの上ではカッ飛んで行きます。

ただし、スケートライクにルーズに乗ると板が流れるので、たえずキチンと体重移動とひざを入れて荷重/抜重してやる必要があって、疲れる板でもありましたが、結局6シーズン乗りました。

思えばこれ出した頃がモローの絶頂期でしたね。
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