2017 伊豆(初日・後半) |
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いきなり出て来たペットボトルで冷やしたお冷・・・・・・ |
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窓際にはサインが数枚。
他のお客さんは誰もおらず、静かな店内で待つことしばし・・・・・・ |
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いきなりドォ~ン!
これ、伊豆稲取周辺だけでポピュラーなローカルB級グルメ「あんかけ焼飯」です。 |
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特大、大、普通の真ん中にして正解でした。
店主の御好意で2人で一つの注文でOK。 |
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取り敢えず食べ方開始。
具が玉子だけのシンプルな焼飯の上に、ゴロッとした豚肉と白菜を八宝菜にしたような野菜炒めが乗っかってるのです。稲取ではこれが普通のチャーハンらしい。 |
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味が単調なのでちょっと苦戦しましたが、それでも完食! |
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この「クローバー」ってお店、元祖の「かっぱ食堂」の暖簾分けで「浜っ子」というお店があって、その息子さんが新たに開いたそうです。
つまり孫弟子になるのかな? |
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いやぁ~、大満腹・大満足。
ちなみにメニューはこのあんかけ焼飯しかありませんのでご注意を。 |
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一気に半島を横切って、西伊豆の雲見にやって来ました。
何となくこれまで行きそびれてた雲見浅間神社に立ち寄ります。 |
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・・・・・・って、上まで階段450段もあるんかよぉ~!?聞いてねぇよぉ~! |
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この神社に祭られるのは木花咲耶姫命ではなくその姉の磐長姫命で、容姿が妹より劣って嫁ぎ先から返品されたので、ここで富士山を褒めると怪我をする云々・・・・・・とあります。
返品はひどいわなぁ~、たしかにひどい。そりゃグレもしますわな。 |
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何はともあれ、取り敢えずは黙って階段を上がることにしましょう。 |
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130段めの拝殿ですでにヘロヘロ。 |
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何でも最近はパワースポットですねぇ~。
みんなちょっと欲なんぢゃないっすかねぇ・・・・・・。 |
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これが残りの320段!
遥か上の方まで階段が続いてます。 |
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普段から鍛えてるんで、あまり息切れしてない。
一方の私は・・・・・・ry(笑)。 |
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晴れてたらこんな景色が見えたのになぁ~・・・・・・って、思ったより時間が押してしまいました。呑気に撮影してる場合ではない。
こっから今夜の宿の湯ヶ島までまた走り抜けなくちゃいけないのです。 |
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・・・・・・ってなワケで今度は松崎から強引に険路の県道59号を仁科峠越えで湯ヶ島に。 |
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ナカナカ細かいところまで気配りの行き届いた館内です。 |
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民芸調の演出はややもすると取って付けた感とかアザとさが鼻に衝きがちなんですが、ここは全体的に良く纏まってます。 |
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最近は部屋に入る前に、宿帳の記入がてらお茶やお菓子で一服させるスタイルが増えて来てるように思います。 |
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今夜の宿は我々にしては珍しく、結構お高めのココ、白壁荘。 |
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キャンセルが出たのか何なのか、とんでもなく安い値段になってたのを昨日、羽田空港でスマホで見付けて速攻で予約入れたのです。 |
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「あまり良い部屋ぢゃなくてすみません」とか言われて案内された部屋は実にシブい良い部屋でした。
網代天井が印象的。 |
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増築を重ねたのかひじょうに複雑な館内。
これもまた温泉旅館らしくて好きです・・・・・・火事とかなったら怖いですけど。 |
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そしてここの名物である巨石風呂。
旅館増築の時に地中から出て来た53トンの巨石を刳り抜いて作ってあるそうです。 |
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取り敢えずは入ってみることにしましょう。 |
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10人くらいが入れる広さがあります。
泉質は湯ヶ島なんで、そんなに特徴的ではありません。あくまで清澄、無色透明、無味無臭。 |
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洗い場がかなり下に見えることからも石がどれだけ巨大かお分かりいただけるかと思います。 |
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しっかし、どうも露天風呂で体を洗う、っちゅうのは未だに馴染めません。
露天風呂は純粋に入るだけにしたい。 |
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このテの旅館にしては効能書きはいたってシンプル。 |
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昭和63年に作られたそうです。 |
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貴重品入れ。
ちょっとした調度が老舗を感じさせます。 |
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唯一残念なのは、これだけの見事な巨石風呂なのに混浴ではないこと。全然混浴で構わんと思うんですけどねぇ・・・・・・。
巨大丸太風呂とで男女入れ替え制になってます。 |
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こりゃまたメチャクチャ傾いて撮っちゃいました~・・・・・・。
思うに、面をバックにした時の立ち位置がそもそも平行ぢゃなくて傾いてるんですな。 |
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ちなみに元からある内湯は自分たちの部屋のすぐ近く、川縁に近くで半地下状になってましたが、他の人も多く撮影断念。 |
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夕食までの間、軽く室内撮りの練習なんかしたりして。 |
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実にシブい掘り炬燵。
天板がレトロでした。 |
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う~ん、如何にも補助光当てた肌の色になっちゃうんですよね~・・・・・・。 |
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ホント、水平/垂直出すのヘタだし・・・・・・。
ちなみに背後の階段を下ると、狭いけど小洒落た檜の湯船の浴室がありました。 |
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部屋撮りはどうも発色が安定しません。
今度はWBのモードを「電球色を残さない」にして試してみよ~っと。 |
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・・・・・・ってな感じで遊んでるうちに完全に陽も沈み、夕食の時間となりました。 |
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名前の通り、たしかに白壁が目立ちますね。 |
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何故か機織り機が据えられてます。
もちょっとメンテした方が良いような・・・・・・。 |
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この辺は山葵と猪がやっぱし名物でしょうね。 |
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文学好きなのか何なのか文芸書が多数並べられたフロントの様子。
あっ!良く見ると、読みたいと思ってた幸田文の「崩れ」があったんやんか!しまった! |
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食事の方も一見して器等に拘りの感じられる内容です。 |
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左から海老の塩辛、団子、しめ鯖、手前のさくらんぼも和菓子です。 |
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枝豆とオクラの昆布和え。 |
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金目、鮪、鮃、蒟蒻の御造り盛り合わせ。 |
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これは卸した山葵の取り皿だったかな?
ピンク色のは山葵の茎の白い部分を赤紫蘇で漬けたもの。 |
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猪の柄が可愛い器は・・・・・・ |
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海老と白瓜の餡蒸し。 |
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筍と烏賊の山椒味噌。 |
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若干、昼の焼飯がもたれ気味ですがどれも美味そうです。 |
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・・・・・・ってこの鍋の中身は何だったっけ?たしか豚肉の何かだったような。
撮り忘れてしまいました。 |
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何種類も醤油がある時、私はいっちゃんフツーのを選ぶようにしてます。 |
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蕎麦。 |
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茶碗蒸し。 |
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笹の葉と共にハデに飾り付けられた鮎の塩焼到着。 |
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そうそう!
ここの嬉しいポイントは、一人1本、山葵が出されること! |
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和食って全体だとけっこうボリュームあるんですけど、案外食えちゃうんですよね~。 |
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つみれの吸い物。 |
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そいでもってフルーツと漬物・・・・・・あ~もぉハラ一杯っすわ。 |
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部屋に戻って、撮影も他のコトも2回戦に突入。 |
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良く見ると箪笥も機織り機を改造したものです。 |
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控えの間には古風な鏡台。
こぉゆう鏡って、何故か必ずカバーが掛けられててめくるのがちょと怖い。 |
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う~む、LED多灯ライトの色が良くないのかなぁ~・・・・・・どうにも何かの拍子で赤紫っぽくなっちゃんですよね。 |
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ちなみに履いてるのは浴衣に合う「足袋風ソックス」だそうです。あまり和の感じは出ませんでした。
ここまで広角だと歪み補正もまったく無意味。 |
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ようやく落ち着いて明日の準備。 |
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宿だけ決めて殆どコースは出たトコ勝負、さらには一日中脱いだり着たり、山の中ウロウロしたりでお疲れさん。 |
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こちらも見事な網代天井です。
明日は西伊豆を北上予定ですが、天気大丈夫かなぁ~・・・・・・。 |
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